舞台「幕が上がる」感想

※この記事にはネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。










舞台「幕が上がる」見てきました!!

Twitterだとネタバレなどの関係であまり自由に感想を言えないので、こちらの方で言っていきたいと思います。
他の人の感想と結構同じような内容も多いかとは思いますが、そこはご了承ください(笑)

まず思ったのは、とにかく濃密だった!という点ですね。
舞台はそこまで多く見ているわけではないですが、他の作品ではあまりないくらいかなりテンポ良く話が進むなと思いました。
オープニングが流れた時、「まだプロローグだったの!?」と思うほど、序盤から非常に濃厚でした。

セリフの掛け合いはもちろんですが、特に感じたのは暗転の部分で、普通ならセット転換や衣装替えの都合でもっと長くなるところが、今作では極力間を空けないようにギリギリまで詰めているように感じましたね。

そして主演の二人の演技が凄くよかったですね。
さおり役の森本茉莉ちゃんは通常のセリフだけでなく、心の声やストーリーの説明も兼ねているので、とにかくセリフ量が多かったです。それを全部覚えた上で特に目立ったミスもなくスラスラと言っていたのは本当に凄いと思います。

普段バラエティなどで見せるイメージとは全く違って、完全に役者の顔になっていましたね。
個人PVなどを見て以前から茉莉ちゃんの演技力には注目していたので、今回その演技を生で見ることができてよかったです。
これを見たらもう迂闊に「アイツ」なんて呼べませんよ(笑)

ユッコ役の山口陽世ちゃんは対照的に普段の天真爛漫なイメージのまんまながら、それがしっかりユッコのキャラと合っていて、とても自然体にやっているように感じました。

さらに劇中劇の「銀河鉄道の夜」では主演のジョバンニを演じ、最後のクルミのシーンでは会場中をグッと惹き込み、自分も思わず涙してしまいました。もちろんみんな凄いのですが、陽世ちゃんの人を惹き込む力は普段の日向坂のライブも含めて凄く感じますね。
あとジョバンニの衣装がとてもよく似合っていたので、ジョバンニバージョンのブロマイドもぜひ出してほしいと感じました(笑)

それと陽世ちゃんは声が凄くいいですね。それもまた惹き込む力に繋がっているのだと思いますが、ただ可愛いだけでなくよく通る声だと思いますし、遠くて顔がよく見えなくても伝わるような声に表情が乗った演技だと思いました。
舞台向きなのはもちろん、声優の仕事とかも今後期待できるなと感じました。

あとは中西さん役の浜浦彩乃さんも凄く演技が上手だな〜と感じました。最初の少しいけ好かない感じから、後半になるにつれて段々と打ち解けていく感じがよかったですよね。今まで存じ上げなかったですが、今回の演技を見て今後注目していきたいなと感じました。

それと個人的には明美ちゃん役の飛香まいさんもよかったですね。
最初の読み合わせの時の棒読みな感じから本番にかけての変化、地区大会での動揺具合、それを経て最後の県大会のさらなる成長と、同じ場面でもしっかり変化がわかる演技になっているのが凄いなと感じました。

脇役で言うと滝田先生役の酒井敏也さんも凄かったです。出番はそれほど多くないものの、味のある演技でしっかりと印象に残り、さすがの実力だな〜と感じました。

あとは演劇部顧問の溝口先生役のなだぎ武さんも出てくる度に必ず笑いを取っていてさすがでしたね。日向坂ファンが喜ぶようなアドリブも入れていて、愛を感じました。
あそこからしっかりと本線に戻って芝居を続けたキャスト陣も凄かったです。
カーテンコールでも茉莉ちゃんや陽世ちゃんにツッコミを入れていて、その後のアフタートークにも居てほしかったくらいです(笑)

セットは転換もなくずっと同じだったのですが、学校にも家の中にも見えるような感じになっていて絶妙でしたね。美術さんの細かな工夫が感じられました。

公演終了後はアフタートークが行われました。自分が行った回はユッコ役の陽世ちゃんと中西さん役の浜浦さんでした。4人揃った回も見たかったな〜とは思いましたが、2人だけの回もその分一人ひとりの話がじっくり聞けるのでこれはこれでよかったですね。
陽世ちゃんはイントネーションを直すが大変だったそうですが、地方出身者は演技仕事があると訛りが抜けちゃうのがちょっと寂しくもあるんですよね...(笑)


というわけで、拙い文章で申し訳ないですが、感想は以上になります!言いたいことはだいたい言ったつもりですが、もしなんかまた思い出したら公演期間終了後にTwitterとかで言いますね。

今日で6公演が終了し、残すところあと3公演。当日券の販売もあるようなので、興味のある方はぜひ行ってみてください!

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