効果的な知財戦略5選
特許出願のやり方についてはたくさんの情報がアップされていますが、ここではあまり説明されることのない効果的な知財戦略について5つご紹介させていただきます。
供給独占戦略
特許を受けているとその技術を事業に利用できるのは特許を受けている特許権者だけとなります。ですから、全てを自社で製造・販売して他の誰にも特許を受けている発明を使わせずに市場への供給を独占しようというのが供給独占戦略です。最もスタンダードな知財戦略です。
ライセンス収入戦略
特許を受けているとその技術を他者にライセンスすることができます。そこで、ライセンス料と引き換えに他者に実施権(ライセンス)を与えようというのがライセンス収入戦略です。製造設備が必要であったり販売に特別の許可が必要な場合に活躍します。創薬系ベンチャー企業などはライセンス収入戦略の典型例です。
8割スペック戦略
特許権が満了、または放棄された、または出願審査請求がされずにみなし取り下げとなった出願に書かれている技術を活用して他人の(...続きを読む)
弁理士・中川真人