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美食の都リヨンで日本旋風!Sirha Lyon 2025の最前線レポート
こんな仕事(海外販路開拓コーディネーター)をしている関係で、今回Sirha Lyon 2025 - シラ国際外食産業見本市に伺う機会をいただき少しだけ会場で感じたことの報告をさせていただきたいと思います。
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SIALじゃないの?と思われた方はさすがの食品業界!
Sirha Lyon(シラ・リヨン)とSIAL Paris(シアル・パリ)は、どちらも食品業界の大規模な見本市ですが、対象や内容、特徴にいくつかの違いがあります。
実は違うこのふたつ!
Sirha Lyon(シラ・リヨン)
対象業界: 外食産業(HRC系 ホテル、レストラン、カフェ)およびホスピタリティ業界に特化。
展示内容: レストラン・ケータリング向け食材、調理器具、飲料、テーブルウェア、ホスピタリティ関連設備。
開催地と頻度: フランス・リヨンで2年に1回開催。次回は2027年
特徴: ボキューズ・ドールやクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーなど、国際的な料理や製菓の競技大会が併催。日本人のパティシエチーム優勝おめでとうございます。↓
SIAL Paris(シアル・パリ)
対象業界: 食品全般(全セクター)を対象。特に食品の生産、加工、流通、小売業にフォーカス。
展示内容: 食材、加工食品、飲料、包装技術、食品テクノロジー、農業製品など、食品サプライチェーン全体を網羅。
開催地と頻度: フランス・パリで2年に1回開催。次回は2026年
特徴: 新製品やトレンド、食品イノベーションに特化しており、世界最大級の食品見本市として知られる。
中の雰囲気・・・
Sirha Lyon(シラ・リヨン): 主にヨーロッパ市場に焦点。海外出店者もぼちぼち、とにかく欧州スタンダードがきつく感じる。
SIAL Paris(シアル・パリ): グローバル、ダイバーシティ、ハイクオリティ大好きな感じ。参加国200国前後と言われる出展者とバイヤーが集まる。
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感じたこと
どちらかというと外食業界と製菓関係者はSirha Lyonがおすすめですが、食品製造や流通、小売業に携わっている場合は、幅広い市場を網羅するSIAL Parisかなと思います。名前が似てるので正直どっちがどっちやねん!という感じですが微妙に違うニュアンスを今回私も学びました!
とにかくこちらはヨーロッパ市場向けなのでヨーロッパ人の味の好みをよく知っている会社やアトリエやコンテストが開催されておりました。どちらかというとヨーロッパ市場向け。すべてが保守的ですね。食の世界ってのはもともと保守的ですがそれに輪をかけたような保守にびっくりしました。
お菓子の方と一緒に廻ったのですが、意外と機能性お菓子やコンブチャなどの目新しいものはなくびっくりしました。病院食やアレルギー食などニッチな分野での食をもっと出してるのかなと期待してたのですが。。
原材料が値上がったらポーション小さめなイメージを受けましたが品質は変えずむしろアップ。業界全体の人手不足を反映してか自動のロボットなども多く(イタリアの会社が多かった)オートメーション化に突き進んでる気もしました。インダストリアルお菓子の質を上げるためにとても努力してる感じも受けました。それはそれですごいこと。。。
それでも、ボキューズ・ドールコンテストが真に特別なのは、技術の高さだけでなく、そこに込められた職人魂にあるのではと想像しますね。日本チームに選ばれた3人の軌跡とか。。。。プロフェッショナルたちが見せる一つ一つの動きや、目立たないようでいて実はとても重要な細部にこそ、彼らのこだわりと情熱やディシプリンなのでしょう。新たな発見があり、どんなに小さな技も見逃さない肉眼。そんな職人技の祭典を目の当たりにできることは、まさに貴重な体験なのでやはりLYON良かったです!
ただ本当に円安なのか、、日本人の姿は殆どなかったです。JETROは中小企業の参加が多く、あとは大企業でした。中国人も最近は少ないので、、かなりアジア人少なかったです。
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