スクラムマスターは楽しい
こんにちはー、寒いですねー
このnoteはスクラムマスター Part2アドベントカレンダーの1日目に登録されています。
年の瀬に思いを馳せているとスクラムマスターの楽しさについて書いてみたくなりました。自分は2019年にスクラムマスターをはじめたので、4年ほどハマっています。
4年続いているのも楽しくて夢中になれているからだと思います。
もともとはエンジニアでした。自分は社会貢献を通じて世の中に大きな驚きと面白さを届けたいので、プロダクトを作っていました。でも、プロダクトを作る活動を続けていても目標に近づいている実感がありませんでした。新機能をいくら作って業績が伸びていると聞いても顧客数が増えたと聞いてもどういうわけか心が沸き立つ気持ちを得られませんでした。
機能の完成をいくら積み重ねても社会を変えていることを実感できなかったからだと思います。
そんなきっかけではじめたスクラムマスターですが、今では気に入っています。
巷では4年前よりもスクラムマスターが増えてきたように感じています。もっともっと増えろー!と思うので、今日はその魅力を書いてみます。
「スクラムマスター楽しいよー!」と遊びに誘う感じで。
スクラムマスターの楽しい瞬間
さっそく自分が楽しいと感じるときを付箋に書き出してみることにしました
話をするとき
観察しているとき
チームでワイワイしているとき
考えるとき
気づくとき
話を聞いているとき
チームで成功を噛み締めているとき
楽しい瞬間を考えてみました。書いてみてスクラムマスターとして楽しく時間を過ごしているときは誰かと関わって活動しているときに楽しいと感じる時間になることが多いと気づきました。自分の経験から、今日はいくつかのエピソードを紹介させてください。
組織図にスクラムマスターがいたとき
自分がスクラムマスターをはじめたときは非公式な活動でした。チェンジ・エージェントとして一人からはじめて、3年後に組織図にスクラムマスターのロールが書かれているのを見たとき、公式に変わった!と実感してジーンときました。
テンション的にはハイキューのバレーにハマる瞬間のシーンのような気分(想像)です。
スケールの程度はあれ、スクラムマスターは自分の影響がきっかけで自然と変化が起こるさまを目の当たりにするロールだと思います。忍耐強く変化に向き合って、実現したかった変化を起こせたときの気持ちは格別です。
反応に満足できたとき
スクラムマスターはチームや組織を「より良くする」ために、様々な所作を身に着けます。習慣に沿った今までの所作から新たな所作に変える試みなので、「理屈はわかっているけどうまくできない期間」があります。たとえば、傾聴に努めたいのに話を遮ってしまうことがあります。
そんな練習を繰り返すうちに「うまくいった……!?」と手応えを得られる瞬間が来ます。
自分が1on1で傾聴に努めていたときに、終わったあとで「気づきを得ました!」という感想をもらったことが意外でした。なぜなら、自分は傾聴に努めながら気づきを与えようとしていたわけではないからです。このときなんかは「あぁ聴いているだけでも相手はいろいろ考えていて、学習を手伝っているんだ」と気づいたときなんかはさいっこうの気分でした。実践で得た手応えは、本で得た傾聴の情報以上の価値がありました。
この出来事の後、「あぁ傾聴が大切って言っていた人たちはこの感覚を味わっていたのかなー」と考えていました。もう一度傾聴について書かれていた書籍を読むと実体験を踏まえて更に学習が発展しました。これも楽しい活動です。
知識が繋がったとき
知識が繋がって、気づいてなかった新たな側面から深みを増してくるときがあります。自分はこのときに楽しいと感じます。
たとえば、自分が書籍「マンガでやさしくわかる学習する組織」を読んでいたときのことです。その本に登場するメンタル・モデルの説明を読んだとき、……「あ!進研ゼミでやったところだ!」の気持ちになりました。
このとき、ティール組織やフレーミングやシステム思考といった知識との繋がりに気づきました。
更に面白いことに知識がつながると自分の説明に深みが増します。今まではタフな会話や問題発見の思考の文脈で説明していたことを学習システムの障害のような異なる文脈で異なる人に説明できるようになります。
楽しいときは時間を忘れてしまいますね。
これからももっと楽しいと感じる活動を増やしていきたいと思います。
それではまた〜!