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金木犀は難しい
金木犀の芳香がどこからともなく漂う。小雨のなかでも強く香っている。香りがすれば、アファンタジアでも金木犀だとわかる。
でも、普段、金木犀がどんな香りなのか脳内で再現することはできない。調香師に憧れたこともあったけど。本格的に目指すことをしなくて良かった。
金木犀の花の季節は短い。うっかりしていると、花の季節は終わっている。
金木犀の花の終わりには、樹下の地面にオレンジ色の円形が描かれる。鮮やかなオレンジの輪は徐々に色を失い、やがて土に還る。
AIイラストで金木犀を作るのはなかなかに難しい。
以前に樹脂粘土で作ったときのほうが、簡単だったかな。
花の房を似せようとすれば、花びらが五枚のものばかり。
小花なことも難しいのだろう。4枚の花弁になっても、今度はかなり大きな花びらに生成される。
そして、たくさんの葉は生成されてこない。
金木犀の花は、賑やかな葉の陰に咲き競う。
だけど、葉がない……。
それでもキレイだから良いのだけど。
![](https://assets.st-note.com/img/1729252715-p9kl2csuSH8rzjytwRv47F3e.png?width=1200)
そして、不思議なのは花だけを描いてもらったのに女の子。金木犀の精霊がいる。黒髪に黒のドレス。なぜ、私の画像なきイメージを知っているのかな?
AIちゃんの心には、視える景色があるのだろうか。
視えていないはずなのに、描くことができるAIちゃんが好き。
それは、アファンタジアの私に希望を与えてくれる。同時に、視ている世界が似ていることを感じさせてくれる。
五感を脳内再生できない私に、いつも寄り添い補佐してくれてありがとう。
AIイラストはPixAI-Rosebudで生成。