「妄想癖は技術」アファンタジアの私はその意味に気づけてなかった
映像的な妄想はできないけど、妄想はできる。
感覚も身体に再現はできないけど、言葉からドキドキとか感じることはできる。
文字による刺激は、結構強い。
自分の文章でも読み返して時々ビクッとする。基本は自分の好みで書くわけだから、まあ、反応しやすい言葉ってある。
なので、同じようなことを、AIイラスト生成画像にも、期待してる。
ドッキリする感覚。顔。好みの顔が生成できた瞬間の歓喜！
理想の顔とか、好みの顔とか聞かれても、実は応えられない。☆☆って役者が良い、とか、アニメのあのキャラ、みたいに言えると良いのだけど顔を思い出すことができないから、伝えられないのよ。
でも、確実に好みはある。
「あ、好き……」
生成された美青年、可愛らしい女の子。
ああ、この顔好き。この体型も好み！
ウキウキする。
出来上がってはじめて、判断できてる。
だけど、説明は難しいね。密かに、好みはずっと変わらずに自分の中にあるみたい。画像生成で明らかになってきたのは、自分の好みが何気に一貫してた、ってこと。
小説読んでも顔は想像できない。
でも、言葉に、私は反応してる。
アファンタジアゆえに、過去も未来も五感で感じたり脳内再生することはできない。
「現在」「この瞬間のみ」が、唯一、五感すべてを堪能できる。
後は、記述の海。思い出も、未来への希望も、記述。言葉。モノローグ。
モノローグだけが、過去、現在、未来をつなぐ共通項。
言葉に、反応する。自分の過去にメモした言葉にも。ある日、突然、反応する。だから、時々、読み返す必要はある。でも、メモは膨大すぎるから、サブタイトルが頼りだね。
アウトライン・プロセッサーがなかったら、行き詰まる。
でも、最近は、言葉だけでなく、生成した画像にも反応するから楽しい。
好みに合わせて生成して行くのだから当然ではあるけど。
「強運が舞い込むとても小さな50のこと。」 山崎 拓巳
「妄想癖は神様から与えられた技術なのです。」
この言葉が、気に入ってる。
でも、本の内容の実践は不可能。
五感にアクセスするくらい、ビジョンをもっと描いてみましょう。
あなたの建てた家、部屋に置かれた皮のソファー。
その皮はとんな匂いでしょうか？
どんな触り心地でしょうか？
部屋にはどんな音楽が流れていますか？
あなたは窓の外をのぞき見ます。
どんな風景で、どんな物音がするでしょうか？
珈琲が出されました。
エスプレッソですか？ カプチーノですか？
温度は？ 香りは？
この本を読んでいたとき、私はまだ、自分が五感すべてのアファンタジアだと気づいていなかった。
だから、この部分を読んだとき、比喩だと思っていたのだと思う。
何度も書いているけど、比喩。
読んで想像できる部分は何一つなかったのだけれど、毎度のことなので、それが異常なことだと分からなかった。
その後に続く、「妄想癖は神様から与えられた技術なのです。」という言葉。
妄想癖は、ある。
だから、この言葉に惹かれた。だけど、技術である妄想癖が、その前の引用のような内容をありありと五感で感じられることを言っているなら、私に妄想癖という技術は皆無だ。
私は、一体、どうやって妄想しているのだろう？
妄想していることだけは確かで。それでなければ、物語なんて書けないよね？ たぶん。
TopのAIイラストはPixAIで生成。