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自分の身体のことは、自分が1番知らなかったりする 3
子宮全摘出の手術の直後、色々な激痛が続いた。手術後の痛みを減らすためという硬膜外麻酔が全く効かない。これは自分で薬を追加できる、と説明されていたのだけど、効かない。痛み止めは他にも使ってくれていたけど。
それとカテーテルが激痛。
でも、まぁ、1番痛かったのは、相棒が笑わせてくれたことだった😊
手術後は、経過をみながらさっさと退院。
傷跡を拡げないようにかなり長期に渡りコルセット。
傷の痛みは、わりとすぐに平気になった。でも、全身の倦怠感、あちこちのよくわからない痛みがある。1か月後の検査で、術後の経過は良好、問題ないことが分かった。
ただ、ホルモンバランスは崩れるので、場合によってはホルモン治療が必要かも? とはいわれた。
しかし、その後、ホルモン治療は不要そう、という結論に。しかし不調は半年経っても治まらず。全身痛は増すばかり。
手術してもらった病院で、あちこちの科を盥回しになりはじめた。婦人科から整形外科、エコーやレントゲン、血液検査、さまざまな検査をしても原因と思われるものはない。最終的には膠原科でも検査をしたが異常はでなかった。
身体的には悪いところはないという。なのに全身の良く分からない痛みは日々増すばかりだった。痛みでペットボトルの蓋も外せない。
そのときの主治医は「仮面鬱でしょう」と。
精神科か心療内科へ行くことを勧めてきた。同じ病院内にはないので、紹介状を書いてもらい心療内科へ。
予約をとるのも難儀で、長い長い最初の面談と書面的な検査。
その後、かなり待たされた後で、ようやく医師から結果を聞かされた。
「鬱ではないですね」と、先ず言われた。
「ですよね」私は確信していたから深く頷いた。
「繊維筋痛症でしょう。抗うつ剤のなかに、繊維筋痛症に効くものがあります」
当時はまだ、繊維筋痛症は少しだけ報道されることがある程度の認識。薬も、抗うつ剤のなかに効くものがある、という発見はあったけれど、まだ認可はされていない頃だった。
少ない量の処方から始まり、身体の痛みは徐々にマシになっていった。ただ、副作用が半端なく、それを抑える薬が追加された。
小さい頃から薬大好きな私には、薬が増えるのは苦ではなかったけど。
今でこそ、線維筋痛症のために認可された薬がある。当時はなかった。心療内科の先生が、線維筋痛症と薬を知っていたのは僥倖だった。あの当時、1番、線維筋痛症を知っているのは心療内科の先生たちだった。
頭痛と慢性疲労症候群は未だ残る。頭痛にはロキソニンが効くけど、切れると痛い💦 (ちなみに線維筋痛症の痛みにロキソニンは全く効かない)。
それと疲労感だけは、どうにもならなかった。
横になっている時間が長いのは、もう、ずっとだね。それでも、最近はAudibleが聴けるから横になっていても読書量は増えることになって嬉しい。
線維筋痛症の原因は不明ではあるけれど、手術の痛みが引き金……というよりは、長年の超激烈貧血のまま生活していたこと、が、関係していたのかな? などと思う。
線維筋痛症の痛みは薬で鎮まってる。でも、最近、別の痛みがある。
以前にちょこっと書いたけど。血液検査ではリウマチの値が!
子宮筋腫の手術後には、膠原科で異常なし、だったけど。今度は、血液検査にリウマチがしっかりでた。
ただ、リウマチとしての診断は慎重にしないといけないらしい。
関節が明らかに腫れてくるまで、痛みはあっても薬は出せない、とのこと。じわじわとリウマチの痛みは増しているけど炎症が見た目にわかるまでは、リウマチとは診断しないということらしい。
ひとつには、リウマチの薬を服用するリスク。
今年の年始に亡くなった父。リウマチの薬のため血液が極度に薄まったことが主たる原因だった。
母もリウマチで、薬は劇的に効いたけど、副作用で壊滅的に近いような味覚の異常をきたしている。最近は徐々に回復してきてるみたいだけど。
どちらも、かなりタイムリー。だから医師がリウマチの薬に慎重なのは頷ける。
しかし、一家そろってリウマチとは……。
とはいえ私は元気です。
AIのお陰で、やりたいことは日々増えてるし、充実していて毎日が楽しい。
ずっと身体に無頓着な働き方をしてきちゃったけど。身体をいたわり痛みと共存しつつ、楽しい日々を過ごすつもりです。
AIイラストはPixAI-Rosebudで生成。