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国立科学博物館の特別展「和食」

今年4回目のカハク。全く計画していたわけではないのだけど。


冬に、特別展「毒」
春に、企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」
夏に、特別展「海ー生命のみなもと」

それで、今日は「特別展『和食~日本の自然、人々の知恵~』
Top画像は、写真OKの場所で撮った、神との食事、の部分。

国立科学博物館(東京・上野公園)の周囲の風景も、四季を見た感じ?


色々な総合知識の宝庫、って感じでとても面白かった。情報量が多すぎて目眩がする感じだったから、後で図録をしっかり読み込みたい。

塩の作り方、とか、発酵、とか、好きなのでワクワクですよ。

後半は、だんだん馴染みの料理が並ぶ。
もちろん実物の料理ではない。けれど、再現率高いし、映像資料もある。展示物は様々なのだけど、意外に統一感があるのが不思議な感じだった。

美味しそうな写真や、レプリカ? 日本の食品サンプル技術って凄いものね。
音声ガイドは聴いていないけど、映像の近くにいくと音がするのかな?
包丁を使っていたり、天ぷら揚げていたり。

お寿司美味しそう! とか思いつつも。
違和感というか、奇妙な感覚を味わいながら会場を後にした。


アファンタジアの私には、無味無臭の展示会だ。良し悪しとかじゃなくて。興味の部分が、むくむくと。心の中に拡がった。

皆は、あの展示を見ると、料理の香りや、味わい、食感、料理の音、食べる咀嚼の音や食感。感じたり、甦ったりするんだろうか?

ネギを刻むときの包丁とまな板の音。とか映像と音で想像する? 美味しそうな料理の匂いが脳裡に漂うの?
脳内再生が得意な方が、あの展示会場にいったら、味わいとか香り、天ぷら揚げる音、次々に展示を見ながら、頭の中、色々と賑やかな再生をするのかな?

美味しそうな五感で満ちるんだろうか?
混ざらない?

こうなると、もう、想像するしかない。
五感が何も再現されない私には、無味無臭、人々の騒めき以外、音もない。
映像はながれているけど、無音だから。頭の中に音の再現はされない。(音声ガイドを使えよ、って話はある)

「トントントントン」刻む音をモノローグする(笑)しかないなぁ。
「じゅわ〜しょゎしゃゎしゃゎゎゎ、ふっッ、ふっッ、ふっッ」
天ぷら、っぽくはないか。

でも、オノマトペの世界に、ちょっと出張してこようかなぁ。とか考えてた。

美味しそう、とは思う。でも、食べたことあっても味は再現はされないし。
ああ、お腹空いてきちゃう、って、ならないのよね。

味気ないこと書いちゃってるけど。展示はとても楽しかった。そんなアファンタジアの状態も愉しみつつ。聞こえてくる会話では、味わいの話が多くなってるから、みんな脳裡再生するんだろうなぁ、などと想像しつつ。

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