パステルアートの独学は早く卒業した方が良い理由と学びたいものの選び方
最初独学でパステルアートをやろうとしてた時、1000円で2枚描かせてもらえる体験をやって、その後は自分なりにゴソゴソと描いてました。まぁ、単純に削って塗るだけのやり方ですね。それだけでもある程度の絵は描けるんだけど、自分の描きたい世界になかなか近づけないんです。やはりうまく描くにはそれなりの方法というものがあるんですね。
色の塗り方ひとつとっても、「ここを濃くすると美しく見えるよ」「四隅にこの色を入れると引き締まって見えるよ」「葉っぱにはこの色を入れるとみずみずしく見えるよ」というちょっとしたコツがあるんです。それを実行するかしないかで、仕上がりが全く違ってくるんですね。やはりより上手に見えたほうがうれしいじゃないですか。
習うということは、そういった細かいスキルを得るという利点が大きいです。それはコロンブスの卵みたいなもので、知ってしまえば簡単にできることばかり。お金を出して学べば、そこからワンランクアップした絵が描けるようになるのは確実です。いつそうするのか、その時期は人によってそれぞれだと思いますが、無料で手に入れられる情報だけでパステルアートを描いてて、単純に「楽しい」と思えなくなった時、もっとうまくなりたいと思った時、それが独学から卒業すべきタイミングかなと思います。
何から学んだら良いの?
きちんと学べるパステルアートはたくさんの種類がありますので、何を選んだらよいか迷いますよね。私が学んでいたものや、ネットで探してきた情報などをまとめておきます。あなたの目的に合ったものを選んでくださいね。
資格が取れる協会やスクールなどの講座で学ぶ
規定の枚数や時間をクリアして、作品の仕上がりが基準を満たしていればインストラクターとして活動できるようになります。パステルアートを学べる協会は今のところ3つ。日本パステルシャインアート協会・日本パステルホープアート協会(NAGOMIアートの愛称で知られています)・日本福祉パステルアート協会です。この3つの違いはまた別記事にいたしますね。これらはただ楽しむだけでも良いですが、資格を取って活動したい場合に向いています。
描きたいモチーフを一枚だけ学ぶ
1枚だけモチーフを習う場合、先に挙げた「パステルアートの協会が教えても良いと許可しているもの」と、「インストラクターとして活動している人などがオリジナルにつくったもの」の2種類があります。先の3つの協会が提供しているモチーフを学ぶ場合は、ただ「描いて楽しむだけ」しかできませんが、個人の作ったオリジナルモチーフについては、作者によって決まりごとが違います。販売OK、教えてもOKのものもあり、他に教える場合の金額の決まりなどがあったり、テンプレートを販売してることもあります。金額は2500円から5000円くらいまでが多いです。
どれが協会のモチーフで、どれがオリジナルモチーフなのかという違いは、見ただけではわからないと思います。ただ描いて楽しむだけにとどめるなら、あまり違いを意識する必要はありませんが、上手になったら販売したり教えたりもしたいと考えているのであれば、習いたいモチーフを教えているインストラクターさんに、事前に詳細を確認してみましょう。
(これは日本パステルホープアート協会のモチーフです♪)
個人が作った連続講座を受講する
協会ではなく個人が作ったオリジナル講座というものがあります。受講後は認定証がもらえたり、その講座のインストラクターとして活動可能です。一般的には協会のものより安価で、短期間で資格が取りやすい傾向があります。私が知ってるものでは3色パステルアート、ゆびまるこ、結晶の花アートアカデミー、曼荼羅ワーク、れー夢式パステル曼荼羅アートなどですが、他にもいろいろあると思います。それぞれその講座を作った想いや目的、どんなものが学べるのかを調べて、自分の目的に合わせて選んでみましょう。
ちなみに私も、パステル翼アート講座(基礎・応用)という講座を作ってます。翼や羽根を描くことに特化した内容です。翼や羽根はたくさんの人がいろんな描き方で表現していますが、いろんな種類の翼を一気に学べるので、こういった雰囲気が好きな方にはお得な講座だと思います。
インストラクターによって学べるものが違う
パステルアートは民間資格ですから、規定の内容をこなせば誰にでもインストラクターとして活動することができます。だから最低基準は満たしているとしても、人によって表現方法や技術力にすごく幅があるんですね。ぶっちゃけて言えば、絵が上手な人と下手な人、教えるのが上手な人と下手な人がいます。それを単純に組み合わせると、絵が上手で教えるのも上手、絵は上手だけど教えるのは下手、絵は下手だけど教えるのは上手、絵も下手で教えるのも下手の4通りですね。
これだけ見ると、絵も上手で教えるのも上手な人を探したいと思いますが、絵も下手で教えるのも下手なインストラクターさんでも、もてなし上手で「習いに行くといつも元気がもらえてうれしい♪」となれば、その人にとって合ったインストラクターだと言えますよね。
でも「とにかくうまくなりたい」のに、教えるのが下手な人に当たるとちょっとイライラしてしまうかもしれません。逆にただ楽しみたいのに、みっちり教えられて疲れてしまうことも。
こういったことを避けるには、連続講座などを受ける前に、まず1枚だけ教えてもらいながら、インストラクターさんとの相性をはかると失敗がありませんよ。
最近で言えば、オンライン講座や通信講座に対応しているかどうかも大事な点ですよね。そうなるとオンラインで教えるのに慣れている方や通信講座の内容が優れている方を探すことが大事になります。これもネットの情報だけで判断するのは難しいので、やはりお試しで1モチーフだけオンラインで学んだり、テキストを取り寄せてみて判断しましょう。
あなたの独学からの卒業を応援しています☆