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パステルアートで使う色止めスプレー
パステルで絵を描いた後は、必ず色止めのスプレーをします。なぜかというとパステルは色が落ちやすく、こすると取れてしまうからです。それを防ぐためにフィキサチーフという色止めのスプレーをかけるのですが、いろんな種類があるんですよね。その特性を知っておくと、使い分けができて便利なんですよ。私が使ったことがあるものを中心にお伝えいたします。
フィキサチーフの定番ホルベイン
画材屋さんでまずよく見かけるのは、ホルベインのフィキサチーフですね。写真ではわかりにくいかもしれませんが、主に青色と藤色の2種類があります。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22537274/picture_pc_00d6aa3b15a6c0a2229f5827da5d4bec.jpg)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22536177/picture_pc_898815f39deeca080cd37ce6948d1cde.jpg)
どんな違いがあるかというと、青色はしっかりカバーしてくれる一般的なフィキサチーフですが、藤色の方は塗り重ねOKのタイプ、つまりスプレーした後でも、またパステルを塗ることができるということなんです。青色のスプレーをしっかりかけた後で試しにパステルを塗ってみると、全然塗れなくはないけれど、藤色のスプレーに比べるとやはり色の乗りが悪いです。塗り重ねて色を濃くしていきたい時などに向いてるフィキサチーフです。ニオイはけっこうしますが、藤色の方がきついニオイですね。
ちなみに防水性を高め、ツヤツヤに仕上がるストロングタイプもあるようです。
ターレンスのフィキサチーフ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22537714/picture_pc_dd4277016634508ba7166e59f48bb4e5.jpg)
ピンクのパッケージのターレンスのフィキサチーフ(最近はパッケージの色が変わったようです!)は、カバー力が弱めです。しっかり何度もスプレーすると大丈夫ですが、軽くかけただけだと摩擦で色が取れることもあります。
カバー力の弱さゆえに、このフィキサチーフをかけてからでも消しゴムで塗った色を消せるため、その特性を活かして使うことが可能です。パステルアートの技法の中に「塗り重ねてから消しゴムで消して、下の色を出す」という方法があるので、うまく使うことで表現の幅を広げることが出来ます。ニオイは弱めで、かいでも不快感は少ないです。
お家で気軽に使えるフィキサチーフの代用品
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22538670/picture_pc_0547e80d294d982455ffe41de49a2a8c.jpg)
パステルの色止めに、ヘアスプレーのケープ(ハードタイプ以上のもの)が代用できます。けっこうしっかり止まります。フィキサチーフに比べて、手に入りやすく値段もお手軽なので、「試しにパステルアートをやってみたい人」や「お家で楽しむだけなので気楽にやりたい人」に向いています。ワークショップのように低価格でたくさん使いたい場合にもおすすめです。
他にもいろんなメーカーのフィキサチーフがありますので、使い心地を試しながら、使いこなしてみてくださいね☆
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![成澤まり⭐初心者向けパステルアートの先生](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22331758/profile_016e0981e0b2bbc3b5c6913bfb190cab.jpg?width=600&crop=1:1,smart)