ヌーベルカレーパステル12色を混色して色を作ってみました。
初心者向けのモチーフを作る時に気をつけることは、「誰でも簡単に」「短時間に」描けることはもちろんなのですが、できるだけ少ない色数で描けるとすごく楽になります。
初心者さんにパステルを削ってもらうのも、人によっては大変なこともありますし、色が多いとそれだけ時間も手間もかかります。
少ない色数に抑えると持ち運ぶパステルが減るので、ワークショップなど外でやる場合に荷物が少なくなるんですね。
なのでヌーベルの12色セットだけで絵が完成できるとしたら、すごく良いと思いませんか?
さらに12色しかなくても、こんなにいろんな色が作れると教えてあげられると、お客様も「12色だけでこれだけできるなら、ちょっとやってみようかな」と思ってくれるかもしれません。
ということで、いろいろ混色して色を作ってみました。
ここに上げたのは全部の組み合わせではなく、割りときれいになった色の組み合わせです。2色をそれぞれ丸の右と左から塗り始めてグラデーションにしてみました。
12色セットにはきれいなグリーンやオレンジがありません。そしてなぜかピンクが3種類あったりして、欲しい色が少なく感じますよね。
でも混ぜ合わせることによって、オレンジや割りと良い感じの緑ができたり、ピンクや紫のバリエーションも増やせます。
この写真では画用紙に描いてみましたが、紙によって発色や風合いが変わりますので、まずお手持ちの紙で試してみると良いですよ。
私は48番の黄色と73番の青緑を混ぜて普通の緑に近い感じで使うことが多いです。
また41番のアイボリーに28番の薄いピンクを混ぜると肌色っぽくなりますので、人の顔などを描く時に便利です。
125番の紫はけっこう赤っぽいので、113番を少し重ねることで良い感じの紫色にすることもできます。
また同じ混ぜる方法でも、あらかじめ混ぜてから塗るのと、最初に1色塗っておいて、上からもう1色重ねて塗るのとで色合いが変わります。
最初から混ぜると色がなんとなく濁ったようになることがあるんですね。
昔オレンジを作ろうと最初に混色して塗ったら、微妙な色になってしまったことがあります。だからオレンジをあきらめてた時期もあったのですが、でも今回の実験で最初に黄色を塗ってから赤を重ねて塗るようにしたら、まあまあな感じになりましたから、組み合わせによりますが塗りながら重ねていく方が失敗がないと思います。
あと、注意点としては塗る順番を薄い色を塗ってから濃い色を後で塗るようにすれば間違いがないですね。
3色混ぜるところまでは実験してませんが、ヌーベルカレーパステル12色セットの可能性を広げていけたらなと思ってます♪
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