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【メッツファンが語る】DeNAソトとメッツの噂を徹底解説します

こんにちは、pasta(@pasta_lgm)です。

先日このような記事を見かけました。

要約すると
・ニューヨークメッツがソトを狙っている
・ソトはメッツのニーズに合致している
・メッツが2年$10M規模(約10億4千万円)の契約を提示するとの噂があり、DeNAはマネーゲームになると勝てないかも

ということです。

今回の記事では、ソトはメッツのニーズに合致しているという点について深堀りしていきます。
とその前にもしよろしければ、メッツのオフシーズンの補強についてまとめた記事もありますのでそちらもご覧ください。
その方がこの記事の内容もわかりやすいと思います。

東スポ記事より
メジャー球団の極東スカウトが舞台裏を明かす。
「メッツは正二塁手のカノが禁止薬物の検査で陽性反応を示し、162試合の出場停止処分を食らったことで戦力再編が急務になっている。外野からマクニールを二塁にコンバートし、ナ・リーグ2冠王のオズナ(ブレーブス)らFA大物外野手を獲得するプランも浮上しているが、別の選択肢としてソトの存在に注目し始めている。ソトは他のMLBの大物より安価な上に二塁も含め内外野をこなせるユーティリティープレーヤー。単にカノの穴埋めだけでなく他のオプションとしても起用できるからバリエーションが広がる」

Robinson Canoについて

まずは全ての元凶であるカノことCanoについてお話しします。

・MLBを代表するスター選手
・現在38歳と高齢で年々パフォーマンスが低下しており、昨年は全てにおいてキャリアワーストの成績
・今年は好成績を残し復活かと思いきや禁止薬物の使用が発覚、おそらく今年の好成績は薬物のおかげ
・来年は全試合出場停止も、2023年まで契約が残っておりメッツは毎年$24M(約25億円)の年俸を支払わなければならない。(来年分の支払いは免除)

メッツの選択肢はいかに

選択肢1 チーム内で用意する
2Bに回す候補はGimenezとMcNeil(東スポ記事に出てくるマクニール)になります。おそらくMcNeilを回すことになりますが、どちらを2Bに回してもチーム内でその穴埋めをすること自体は可能です。
詳しくは私が書いたメッツの補強記事をご覧下さい。

選択肢2 2Bをチーム内で用意して、空きポジションを補強する
チーム内で2Bを用意して自前の選手で穴埋めすることも可能ですが、チームの選手層の質が低下することを懸念してSSやLFを補強することも考えられます。
東スポ記事にあるオズナはLFの今オフにおける最大の目玉選手で、この選択肢がそれにあたります。

選択肢3 2Bを補強する
これまでは2Bをチーム内で用意する前提でお話しましたが、2Bを補強して解決する方法もあります。
ソトはこの選択肢の2Bの1人になります。

補強を考える上でのポイント

①コロナ特例で来年もDHの導入が検討されていること
本来DH制度がないリーグですが、DHの導入が決まった場合のことを考えて、控えの選手層を厚めにしておきたいです。また毎年怪我人が続出するチームなので、やはり控えの選手層を厚めにしておきたいです。

②Canoを再来年以降起用するのか、そもそもCanoはやれるのか
Canoは復帰しても40歳で、復帰して素晴らしいパフォーマンスを発揮できるかどうかは正直微妙なところです。復帰後を考え来年1年だけをしのぐのか、復帰後もCanoをケアできる体制を整えるのか、戦力にならない前提で補強するのか…
どのような方針で補強するのか考えなければなりません。

③予算の制約はどうなのか
メッツは先日オーナーが交代して、補強に使える金額が大幅に増えました。Canoの出場停止で浮いた24Mも補強に回すと明言していますが、実際いくらぐらい予算があるのかは不透明です。来年の支払いは免除されたものの、22,23年には再びCanoに多額の年俸を支払うことも考慮しなくてはなりません。
そしてメッツは今年最下位だったので、他の補強ポイントにも投資する必要があります。現状維持だと来年も最下位です。

ソトはメッツにフィットする補強なのか?

選択肢3をさらに深堀りしていきましょう。
今オフでトレードの噂がある2Bはいないので、FA市場から探していくことになります。
2Bを補強するとなると、
Canoが帰ってくるまでの1年を埋める選手と単年契約する
もしくは
Canoが戦力になった場合でも無駄枠にならない2B以外も守れる選手と2〜3年の契約をまとめる
ことになると思いますが、リスクを考慮して後者を選ぶのが妥当ではないでしょうか。毎年怪我人が続出するというチーム事情もあるため、複数ポジション守れる選手が多い方がチームとしても助かると思います。

主な候補としては
Tommy La Stella…2B/1B/3Bを守ることができ、高い出塁能力を持つ
Jurickson Profar…2B/LFを守りパワーもある、一部でカルト的な人気を誇る
が挙げられます。
MLB TradeRumors(MLBの大手情報サイト)によるとLaStellaが2年$14M、Profarが1年$7Mと予想されていました。
となると、2年10M規模と上記選手に比べ割安で契約をまとめられ、2B/1B/RFを守ることができるソトはメッツのニーズにフィットする非常に魅力的な選択肢の1つと言えるでしょう。
ただMLBでの実績に乏しく、やや博打要素はありますがソトが通用するかどうかの分析は誰か他の人に任せることにします笑。

もしCanoを見限り、予算を確保することができれば
DJ LeMahieu…MLB屈指の2Bで、今オフ目玉選手の1人
一択でしょう。4年$68Mの契約が予想されており、お金はかかるものの最もチームにバリューを生み出せる補強なのは間違いありません。

まとめ

私個人の見解になりますが、メッツが2Bを補強するという選択肢を選んだ際にソトを獲得することは大いにアリだと思います。
理由としては、
①Cano復帰後も共存しやすい
②怪我人が多いチーム事情的にも複数ポジション守れる選手は多い方がいい
③上記の条件を満たす選手の中では一番安価に契約をまとめられる可能性が高く、他のより大切な補強の資金に回すことができる

という3点です。
東スポの記事は誤報だというツイートを見かけましたが、この記事の真偽はともかくソトがメッツのニーズを満たしている選択肢であることは間違いないでしょう。
来年ソトがどこで野球をやるかわかりませんが、メッツのユニフォームを着ることになれば全力で応援したいと思います!

画像引用
https://number.bunshun.jp/articles/-/832001

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