よく惑わされる値動き特集
ラインブレイクした後の、この下げ。いやらしいですよね~。よく騙されるという方、多いのではないでしょうか。よく見るとブレイクした上に長期移動平均線が横たわっていて売り圧力が潜んでいるのがわかりますが、それにしてもキツい下げです。
この下げが黄緑6ヶ月線に支えられ、ドンドコ下げる流れにはなりそうにないのを見て、やっと上昇して行きました。
このような下げは移動平均線が上にある場合によく出やすいパターンです。
水平線をブレイクした後のリターンムーブでリテストする動きは何となくイメージできても、斜め線に対してのリターンムーブは、初め意識してしておかないと引っかかってしまいます。
また、これは僕だけかもしれませんが、下にトレンドラインをブレイクした後の戻りはイメージしやすいのですが、上にブレイクした後のこの動きは忘れがちです。試しにこのチャートのY軸を反転したチャートを見てみましょう。
どうですか?(同じか😂)
次にこの後の動きを見てみます。
青のトレンドラインをブレイク後、やはりラインに一度戻り、確かめてから上昇に戻ってます。
これも逆さまにして見てみましょう。
僕にとっては青のトレンドラインを割った(本当は上昇してるのですが)後の動きは見慣れた感じです。
では次。
わかりにくいですが天井の近くの高値2つを結び、伸ばした切り下げラインを上抜けた後、赤1年EMAで売られ、下げがラインタッチした後一旦上昇しています。ブレイクした後もラインは消さずにしばらくおいておかないといませんね。
その後の展開。今度はきっちり山をつけたところに天井からひいたラインを超えたが伸びない展開でやはりラインに戻ってきています。
その続き。また反応してますね。
次につけた山にラインを引き直したところ。今度はラインブレイク後の下げが、再度ラインにタッチする前に移動平均線に支えられていますね。こうなると強い。大きく上昇しています。
さらにその後。左の高値が意識され一度高値切り下げから移動平均線に支えられラインブレイク、左の高値がまた意識され、押してラインを上から試し、支えられるのを確認して大きく上昇をしています。
最後に下げの場合を見ておきましょう。切上げラインを割って安値を更新した後大きく反発、裏タッチしてラインの上に戻れないのを確認し、上昇は力尽きて下げに入りましたね。
このような動きはユーロやポンドなど、上下によく触れる傾向があるものに良く見られます。オージーなど波が小さいものでもあるのですが、振幅が小さいためまだ耐えやすいです。波が大きな銘柄を取引する時はキツいので、知っておきたい知識です。
今回の記事は以上です。
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