ポジポジ病の正体
どうしてもポジポジしてしまう病気「ポジポジ病」
先日あるユーチューバーさんと対談動画を撮った時のこと。
そのユーチューバーさんも投資をされているそうなのですが、
「実は私、ポジポジ病なんです。」といきなり告白されました www
ポジポジ病に悩んでいるトレーダーは多いと思います。私も以前はそうでした。一体なぜポジポジしてしまうのか、今日は原因について考えてみようと思います。
ポジポジ病 3つの原因
原因①
短期足だけを見ているから
1時間足や4時間足などと比べ、1分足や5分足はローソク1本が次々と出現し刻々とチャートの形が変化します。また、長期足と比べるとイレギュラーな値動きも多いため、上がっていきそうに見えたり下がっていきそうに見えたりと、目線がコロコロ変わりがちです。
特に初心者は買い・売りの目線が固定できていませんから、そのような値動きに釣られて、上がれば買い下がれば売るという投資行動をとります。
上がって下がってを頻繁に繰り返す短期足チャートを見ながら、この釣られて売買する癖がドッキングすると、最悪の事態になります。
上がった、買った。
買った途端下げ始めた、損切りして新たに売った。
売ったら上げ始めた、損切りして新たに買った。
買った途端今度は下げ始めた・・・
という悪循環で損切り貧乏になる重症ポジポジ病が発症します。
原因②
チャンスを待ち伏せしていないから
トレードで利益を出すことができる人は、取引する前にしっかり分析を行いどうなったらエントリーしてみようという戦略を先に考え、そのシナリオに沿った流れが来たら入ります。
チャンスを探して、待つ姿勢ですから、むやみやたらと頻繁に取引したり、エントリー方向がコロコロと変わることが少ない。
(一方で流れを見て臨機応変に適正な方向に目線を変えるスキルもある)
それに比べ、チャートを開いたら秒でエントリータイミングを考えてしまうような、未熟なトレーダーは大事なお金をベットする価値がある、チャンスポイントかどうかを見定めることなく、安易なエントリーをします。
事前にこうなったら損切りする、という方針も決めていないため、損切りが速すぎたり遅すぎたりと、トレードが安定しません。
また、エントリー方向に価格が動くだろうという根拠が薄いため、逆行されると自信を失い、「エントリー方向間違ったかな?」と自分のエントリーをすぐに疑い始めます。
逆行されれば反対方向にエントリーし直す結果、ポジポジすることになります。そんな取引をレンジ相場でやってしまったらどうなるでしょう?
ポジポジを繰り返せば繰り返すほど、損失が膨らんでしまいます。
原因③
チャートに張り付いているから
エントリーしてチャートをずっと見ている人はポジポジしやすい。
方向を決め、抵抗帯を背にエントリーし、近くてかかりにくいと思われる損切り注文を置いたら、しばらく放置するやり方では、チャートに張り付いていないため、値動きに対し神経質になり過ぎません。
反対にローソクの動きをじっと見て、ポジションの損益の数字と睨めっこしているような人は、価格の変動が気になって仕方ありません。
「もう利確しよう」「一旦損切りしよう」などと感覚で取引してしまうので持ち続けていれば伸びたポジションをチキン利食いしてしまったり、放っておけば戻った、小さな逆行に慄いて損切りしてしまう行動を取ります。
その結果、何度もエントリー決済を繰り返すことに繋がり、取引回数が増えてしまう、ポジポジ病となります。
ポジポジ病の治し方
原因がわかったら取り除けば良い
3つの原因が分かれば、その反対をやれば治すことができます。つまり、
①短期足で取引するのを辞め、時間足を長くする
②チャンスを見極め待ち伏せしてエントリーする
③エントリーしたらストップを置き、チャートに張り付かない
これで解決です。早速あしたからのトレードで試してみましょう。
試してみたらわかると思うのですが、損切りにかかることが初めは多いと思います。そうなると次のテーマが見えてきます。そのテーマとは、
どうすれば損切りにかかりにくいエントリーポイントを見つけられるか?
このテーマはまた別のnoteで取り上げていこうと思います。
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