ストロベリーショートケーキ

足の指をぶつけてから近所の整形外科に通院している。

そこでは受付で診察券を渡すと図書館の貸出カードみたいな紙を渡されて、さらにそれをリハビリ室の壁にくっついてるカード入れに置いておくと順番で呼ばれて施術が始まる。
そのシステムが完全に構築され、医者も患者もそのレールに乗ってるので流れるように事が進む。
この前なんて足につけているプラスチックが割れたのでそれを交換して欲しいだけだったのに気づいたらレールに乗せられていた。

その整形外科にいい感じに丸っこい可愛らしい女性の先生がいて、今日はたまたまその先生が足の包帯を巻く担当になった。

「足の具合はどうですか?」
「あー、痛みはほぼなくなってる感じです」
「そうですか、それはいいですね」

そんな会話をしながら巻いてある包帯を解き、その先生は患部である右足薬指を手指ではさみながら上目遣いで「これはどうですか?痛みはないですか?」と聞いてきた。
私は「そうですね、やや痛むかな、くらいでそんなには問題ないです」と平静を装って答えたが、内心は「なにこれエロいな!」と思っていた。
下手したらそのせいで痛みを感じなかったのかもしれない。
なんとなく身も心もケアしてもらった私はとてもいい気分で病院を出た。

そろそろ怪我して一週間が経つ。
順調に痛みも取れてきているのでいい加減プラスチック板から卒業して少しはウォーキングを再会したいものだ(何でドラクエウォーク3周年イベントのときに歩けなくなるかね…嫌だ嫌だ)。

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