大人になってまた行くまでが遠足

茨城県坂東市にあるミュージアムパーク茨城県自然博物館に行った。
子供の頃、小学校の遠足で行って以来、実に13〜4年ぶりだ。

当時の記憶は大きな恐竜の骨格標本や天井からぶら下がるデッカいサメの模型、覗くと虫の複眼で見える世界が体験できるトンボの顔型の望遠鏡みたいなやつがあったなぁくらいのものだったが、それだけでも十分楽しみな内容だった。

いざ行ってみると「本日は事前予約者のみのご案内です」との看板が…せっかく遠くから来たのにこんなことになってるなんてと思ったが、このまま引き返すのも悔しいので公式ホームページを閲覧してみた。

すると、なんと当日予約が余裕でできるではないか!早速予約して、車の中でおとなしく入館予定時刻を待った。

いざ中に入るとそこには圧巻の展示物!
骨格標本やサメの模型は記憶のまま、忘れていた(当時は興味がなかった)宇宙の誕生にまつわる神秘が学べるエリアや、茨城県の山林をモチーフに作成されたジオラマなど、大人も楽しめる、否、大人こそ楽しい仕掛けが満載の場所だった。

悲しいかな、コロナ禍のせいで「キツネの標本に触ってみよう!」みたいなコーナーや前述のトンボの複眼を体験できる望遠鏡が不特定多数の人間の接触を余儀なくされるものとして使用禁止になっていたが、それでも大人1人540円ではおつりが多すぎる内容だったので、もうホクホク気分で帰った。

個人的に一番気になったのは生物の進化の過程が描かれたパネルで、アノマロカリスから現代人類までを描いているのだが、現代人類の絵がなぜかサッカーブラジル代表の絵なのだ。ぜひその目で確かめてほしい。

子供の頃はろくに解説の文も読まないし、読んでも意味がわからなかった。大人になった今こそあの博物館のハンパなさが十二分に味わえる。めちゃくちゃ楽しかった。
まだ行ったことのない人はぜひ足を運んで欲しいし、なにより「子供の頃に行った記憶がうっすらあるな」って人にこそ行ってほしい。マジで感動するから。

あ、あと、しばらく見ないうちに色んな情報がアップデートされてて衝撃だったのが、今の研究だとティラノサウルスって羽毛生えてる説あんのね!ジュラシックパークのイメージでTレックスが止まってる人、急いで観に行って!羽毛生えたティラ模型が動いてて凄いから!

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