4000年
お昼に中華街を歩いているといろんなお店がランチをやっていて目移りがしてしまう。
平均して750〜1,000円くらいで料理を提供しており、「炒飯+ネギラーメン」とか「青椒肉絲定食」とかが多い印象だ。
中にはランチタイム限定で通常1,000円弱の料理(豚角煮あんかけご飯、など)を500円で提供するみたいなお店があり、正直観光じゃなく中華街を利用する人間からすると大変ありがたい価格設定だ。
そんなこんなで中華街をうろついていると、「500円」と書かれたパネルを持って元気に呼び込みをする店員さんがいるお店がいくつかあるが、それは95%の確率で手相占いの店なので気をつけなければならない。お腹空いているのに、手のひら見られてお金を取られて終わる。
私はちょくちょく元町中華街に行くのだが、最近は「これだ!」と思うお店が見つかるまで毎回違うお店にチャレンジすることにしている。
活動を始めてまだ10店舗も行ってないので仕方ないかもしれないが、ずば抜けて美味い!ってお店には出会えていない。
私は中華街の料理店で味わう、あの中国系店員の雑接客が嫌いではない。
厳密にいうと外国の料理店でその国の人っぽい店員がしてくれる独特な接客が嫌いじゃない。
インドカレー屋のインド人(ネパール人かも)店員の接客に関してはむしろ好きだ。彼らときたら、私たちお客が植物だったら逆に死んでしまうくらい水を注いでくれる。食事中の水分摂取量の多い私には大変ありがたい心意気だ。
中華料理店の店員といえば、
「いらっしゃいませー。なにする?」
「あ、ランチメニュー見ていいですか?」
「ランチ?」
そう言って店の奥に入っていき、ラミネート加工されたペラ1のランチメニューを持ってきて「どうぞ」も言わずにただ置く。この感じが「あー、大陸系中華きた!」と思わせてくれる。
オレが山岡士郎じゃなくて良かったな、と思いながらご飯を食べて早々に店を後にする。
それはさておき、元町中華街に「神鳴ギター」という楽器屋があって、いつも気になるのだが、なんだか怖くて入れていない。
もし中華街で「これだ!」と思うお店が見つかったら、その出会いを祝して神鳴ギター行こう。