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引越連動企画:これ読んで荷造り

きたる12月22日の引っ越しに向けて業者から段ボールをいただいたので、自宅の本棚にある本を一度読み返してから箱にしまおうという企画を自分に課してみた。

その初回のタイトルとして選んだのが「ボールルームへようこそ」。

Amazonのブラックフライデーのときにアプリを開いたら、最新刊の12巻がおすすめであがってきたので購入していたけど、なんせ刊行ペースが年1というGRAPEVINEのアルバム(GRAPEVINEのキャリアでまだ年1アルバム出すのはすごすぎる!)くらいなので「前の話どんなんだったっけな?」現象が起きて手に取れずにいた。
今回、良い機会なので最新刊を読む前に1巻から読み返してみた。

アニメ化もされるほどの超人気作である本作のあらすじをいまさら私が紹介するまでもないが、
将来にやりたいこともない、夢中になれるものもない、パッとしない平凡な男子中学生・富士田多々良がひょんなことから競技ダンスの世界に飛び込み、様々な経験や個性あふれる仲間たちとの出会いを経て競技ダンスの魅力にのめり込んでいくという、ざっくりいうとそんな感じのストーリー。
読み返し始めたときの感想は「めっちゃBECKじゃん」だった。

このあらすじを聞いて
「ま、よく言えば王道、悪く言えばベタな設定ね、、、」
なんてすかしている貴方!
そのとおりです!

そのとおりですが、、

果たして「ベタ」って悪いことか!?

そもそもあんまりなじみのない社交ダンス/競技ダンスの世界をテーマにひねったストーリーをのせて誰がついてこられるんだ、と。実際に競技ダンスをやっている人しか分からない、めちゃくちゃニッチな漫画になってしまうではないかと、そういうことなんですよ。
むしろストーリーは王道なほうが補足も載せやすいし、競技ダンスの文化みたいなのもスッと入ってくる。
こちとらベタ大歓迎だ!

ということでストーリーはそんな感じ(もちろん面白い)なんだけど、なんといっても魅力は竹内友先生の画力!とにかく線が力強くてカッコいい!

そもそも私が「ボールルームへようこそ」を集めようと思ったのも、通っていた皮膚科にたまたま月刊少年マガジンが置いてあって、なんとなくパラパラとページをめくっていた刹那に思いっきり目を奪われたからであった。
話も途中だから訳わからないし、正直ダンスなんて興味なかった(今も別に「ボールルームへようこそ」への興味であって競技ダンスへの興味はそこまでない)のに一瞬で購入を決意させるほどの力が先生の絵にはあった。

思えばこんなに社公ダンスに触れているのは、子供のころに観たウリナリの社交ダンス部以来かもしれない。
当時、南原清隆と踊っていた杉本彩がいったいどんな人か分かっておらず、マジでただのダンスの人だと思っていた。
年齢を重ね、いろんなテレビ番組を観ていく中で杉本彩の印象はエロエロしいお姉さん(WOWOWで杉本彩が出ていたポルノ映画を観た)→エロ漫談家(バラエティで不必要にエロい要素を出すタレント)→料理上手(愛のエプロンでめちゃくちゃ強かった)→エロ漫談家と変わっていき、2022年12月現在は「バッチグーよ(帰ってきた時効警察 第3話)」の人である。

杉本彩は「ボールルームへようこそ」読んでいるのかな。
そんなことに想いを馳せた夜でした。

次回、第13巻2023年秋発売(予定)か。
また読み返しが必要だな。。。


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