想うということ-「快感」

今日もスマホアプリ「アイデアの種」でランダムに選ばれた言葉に想いを馳せていきます。

今日はこちら。

埼玉県狭山市で行われた音楽フェス「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」に行ってきた。

4月29日、30日の二日間にわたり開催され、私が観に行ったのは29日の会だった。
というのも、会場の稲荷山公園が割と近くにあり、かつサニーデイサービスが出演するという情報があったためだ。

サニーデイサービスの存在はもちろん昔から知っていたが、YouTubeのおすすめに表示され気まぐれに観た「春の風」に心をぐっとつかまれて一気に好きになった。

それから「春の風」が収録された名盤「いいね!」も購入して何回も何回も聴いた。
どの曲も最高だったが特に「春の風」と「コンビニのコーヒー」がお気に入りで、妻もその2曲が好きらしく2人で「これは名曲だよね」と話したものだった。
また、収録アルバムは異なるが、同じコード進行が繰り返されるなかで展開する切ないメロディと歌詞が癖になる名曲「セツナ」もYouTubeの関連動画で知り、これまたフェイバリットのひとつに刻まれた。

「セツナ」はPVも癖になるのよね。

さて、とはいえ私のサニーデイサービスのファン歴は浅く、ライブを見たことはなかったので今回のフェスでライブを観られることをものすごく楽しみにしていた。
活動歴の長いバンドで、他にもたくさんの名曲を持っているので「フェスの短い出演時間でどれだけ聴けるだろうなぁ」と思っていたが、まさかの「春の風」「コンビニのコーヒー」「セツナ」すべてを聴くことができた。めちゃくちゃラッキーだった。

しかし、この日の個人的なハイライトは間違いなくエゴラッピンだった。

前述のとおりサニーデイサービス目当てで29日の参加を決めていたのだが、けっこう直前に同じ日にエゴラッピンが出演することを知った。

エゴラッピンももちろん存在は知っていたし、「くちばしにチェリー」や「GO ACTION!」などの名曲だって聴いたことはある。
大好きなアニメ「歌舞伎町シャーロック」のOPに「CAPTURE」が使われていたのもあり、気になる存在のひとつではあった。

せっかくだったら観てみようかな、くらいの軽い気持ちでエゴラッピンの出演時間を待っていたのだが、ボーカルの中納良恵の歌が始まった瞬間、稲荷山公園が完全にエゴラッピンの空気に包まれ、そのかっこよすぎる歌声に私の心はズギューンッ!!と貫かれた。

「か、かっこいい・・・・えぐすぎる・・・」

もう感動を通り越して快感すら覚える圧倒的なステージング。
「今日、この日、この瞬間に稲荷山公園にいられる人生でよかった」と心から思った。

興奮を抱えたまま家に帰ってYouTubeでエゴラッピンのライブ映像を見たが、(もちろんカッコいいライブ映像だけど)やっぱり画面越しだと変に冷静に見てしまう自分がいて、あのとき感じた心臓ブチ抜かれの衝撃は得ることができない。

あの快感をまた味わいたい、ぜひとも味わいたい。
エゴラッピンのライブスケジュール調べて絶対観に行こうと心に決めた夜だった。

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