想うということ-「一枚岩」
今日もアイデアの種で選ばれた言葉について考えていきます。
一枚岩ってなんだろう。
岩の単位って「枚」であってるのか?
あるいは「枚」で数えるくらい奥行きに対して全長が長すぎる岩なのか。
それはもう壁だろう。
そう思って調べたら、岩の単位は「個」か「枚」らしい。
「枚」であってるんだ。。どっちもピンとこないけど。
石は「個」だけど、岩は「個」で数えるには大きすぎる気がする。
岩の単位を決めた人は「岩」と呼ぶのがふさわしいスケールの鉱物を前にして
「あ、岩が1個あるな」
って思えるくらいの大巨人だったのかもしれない。
でも大巨人だったら人間が「岩」と思う鉱物を「石」と認識するから、けっきょく「個」は石の単位なんだろうなぁ。
ちなみに「枚」は固くて大きいことを表す場合の単位らしい。
てことは「岩」ときいて私の頭に現れた強大で荘厳たる岩石は「枚」で数えるのが正しくて、「個」で数えるタイプの岩は「石のでかい奴」じゃなくて、「砂岩」とか「溶岩」とか、大きさにかかわらず鉱物の分類上「岩」とされるものに対しての単位なんだろうな。
でも、紙も「枚」で数えるのに、固くて大きい岩も「枚」で数えるのはやっぱり気持ち悪い感じがする。
なんで薄くて弱いイメージのものと分厚くて強いイメージのものが同じ単位なんだよ。
「枚」で数える紙が集まって大きく分厚くなったらさすがに「枚」で数えないだろ。
紙の集合体=本だとすると、岩はむしろ「冊」で数えたほうがいいんじゃないか。
「あの山には巨大な岩が何冊もあって圧巻だよ!」
意外と普通の顔して言ったら「あれ、こいつ岩のこと『冊』で数えてない?」って気づかれないかもしれない。
岩で「枚」といえば、四谷怪談のお岩さん。
夜な夜なお皿を数えて「1枚足りない・・・」とか言うことで有名だけど、岩の数え方も「枚」であることを踏まえれば自分自身を数にいれることで目標枚数を達成するんじゃないか。
そんなことを思ってしまった。
しまった。
しーまった!
きみのその小さな目から~
(フジファブリック『茜色の夕日』より)