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みんな吉良吉影というサガ

最近ミスが多い、というかいつもそうだ。もっと最後まで気を付けていればというミスが特に多い。私はもともとどこか抜けている性格で小学生の時からその呪いは顕著に表れ始めた。バスで塾に通っていたのだが、バスに筆箱を忘れて終点まで取りに行くのはしょっちゅうだったし(なぜ)、提出するプリンを無くすことも多かった。しかし中学受験は第二志望には受かったし、遅刻はほぼなくちゃんと学校に通っていていたのでなんならできる人間だとうぬぼれていた。がしかし大学に入学して始めた居酒屋でその幻想は悪夢へと変わった。
単純だった。仕事が全くできないのである。
分からないことを聞かず、自分で解決しようとして失敗。言われたことをすぐ忘れる。言われたことを後回しにしがち などあげればきりがない。
今そこで働いて2~3年になるがよくクビにならないなと思う。まぁ人手不足だからしょうがないか。しょっちゅう店員さんや店長に怒られているので後輩に心配されるし(自分が悪いのに)、自分も打たれ弱いので怒られてテンション下がってしゅん となり場の空気も悪くなるしで、最悪である。
最近だと友達が自分のバイト先に食べに行きたいというので「名前と電話番号と人数とくる時間」教えてと聞いたが、人数と時間しか教えてくれなかったので、(だいぶ会話内容をハブいているがだいたいこんな感じ)「聞き返すのもめんどくさいしいっか」と思い、友達には「OK 平日だから空いてるよ」としか返さなかった。そのため友達は予約できてると勘違いし、店に行ったらしい。当然 私は店長に注意された。まぁつらつらと自分のことを書いていたが、これは自己開示である。私はこんな人間であるということを知ってもらいたい、許してもらいたい、そんな気持ちがあるから私はこの文章を書いているのだと思う。確かに戒めの気持ちも多少はある。しかしたとえこのネットの海に砂をまくような行為だとしても自分のこの気持ちを吐き出さないとどうしようもないような気がする。誰にも話せない。

とこの文章を書きながらふと吉良吉影のことを思った。
ジョジョの奇妙な冒険 第四部に出てくる敵キャラクターで人を殺さないといけないサガを背負ってもいる(タイヘンダナ~)彼は、毎回相手を始末する前に「私の名前は吉良吉影、年齢33歳~」といった自己紹介を勝手に語るのだが、私はそんなの他の誰かに聞かれたら終わりだし、しゃべっている間に攻撃されるかもしれないのにこの男はなぜこんなことをしているのだろうと思っていたが、なんかわかったかもしれない。
そのなんていうんですかね、自分を知ってもらいたいとか、自分の弱点をさらすことで何とか心を保とうとしている、自分も忘れやすいサガを背負っているし、そのなんか、、、、言葉にできなさそうなので今度にします。


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