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40歳で人生をリスタート ─ S級コーチが描く未来への挑戦

こんにちは!このnoteを訪れていただき、ありがとうございます。初投稿なので少し緊張していますが、私のこれまでの挑戦やこれからの夢についてお話しさせてください。


1. 教員からプロバスケットボールの世界へ

私は19年間、公立中学校・高校の教員として子どもたちと向き合ってきました。
部活動の指導や教育現場での経験は充実しており、生徒たちの成長を間近で感じられる幸せな毎日でした。しかし、40歳という節目を迎えた頃、私が心から尊敬している私の人生を変えてくれた恩師の先生や、私に教師とは指導者とはどうあるべきかを教えてくれ、共に戦ってきた大先輩の先生方が60歳を迎える時期となりました。

「オレは今、児童館で子ども達とバトンをしている」

衝撃でした。
ついこの前まで全国でも有名なチームの名監督だった先生が、、、「バスケットがしたい、でも仕事がないんだ。」
他の先輩方も「せめてあと1年残してくれたら最高のチームになるのに、この歳で行ったことのない田舎に行かなければならない。」「今年から給料は現役の半分。でも仕事内容は全部同じという理不尽を飲まなければならない。」
これまで、自分の時間もお金も家族も全てを犠牲にして、部活動に命をかけて子ども達に尽くしてくれた先生方を待っていたその先の世界がこれなのか。「あんまりだ」1人部活動が終わって誰もいない夜の職員室で涙したのを覚えています。

「このまま安定と思っていた人生を選んでいいのか?」

その問いが自分の中で浮かびました。それと同時に「自分が命をかけて本当にしたいことは何だったのか?」その問いに向き合った結果、私が選んだのは安定を捨てて新たな一歩を踏み出すことでした。周囲の反対や不安の声もものすごく多かったです。100人に相談したら150人ぐらいに「頭おかしくなったんじゃないか」と言われるような感覚でした。確かに「安定した教員の職」を手放すことは多くの人にとって理解しがたい決断でした。ですが、私はその挑戦が自分を成長させると信じていましたし、「自分の可能性を試したい」「自分にしかできない仕事をして生きていた証を残したい」という想いがそれを上回りました。

人生は何度でもリスタートできる

大きな過ちを犯してしまった生徒、受験に失敗してしまった生徒、勝負に負けてしまった生徒、たくさんの生徒にかけてきた言葉です。
生徒達と離れるのは本当に辛い決断でしたが、自分自身が教員を辞めてプロバスケットボールのコーチへと40歳から未知への挑戦をすることこそが、「そんなバカな大人もいるんだ」と、生徒達を勇気づけることができるのではないか。そう覚悟を決め、私は教員を辞めてプロバスケットボールのコーチとして新しいキャリアをスタートさせました。

2. 世界で学び、日本で挑戦

コーチングの道を進むと決めた私は、次に「世界で学ぶ」ことを目標に掲げました。アメリカやスペインといったバスケットボール大国でコーチングを学び、戦術や選手育成の最前線を肌で感じました。特にスペインで学んだ「チームとしての戦略を最優先に考える姿勢」は、私の指導哲学に大きな影響を与えています。

スペインで見た伝統クラブの姿

1人のコーチが担当する人数は6人まで。
1回の練習は90分以内。
チーム分けはバイオ・バンディング(実年齢ではなく、生物学的年齢)。
トップチームへ繋がるカテゴリー毎のプレイ・ブックに基づくファンダメンタル。

まだまだ、たくさんの発見がありました。最もわかったことは、「何もわかっていなかったのに、全てわかったように偉そうに指導していたこと。」世界の広さと、自分の小ささに、大きな大きな反省とワクワクが止まらず眠れませんでした。

日本での挑戦

プロコーチとして挑戦する傍、JBA(日本バスケットボール協会)技術委員会の一人として活動しております。そして、日本の最高資格であるS級コーチライセンスを取得しました。1ヶ月以上続く厳しい講習やB.Leagueトップチームでの指導研修を経てこの資格を得たことで、深い学びや経験、かけがえのない新たな仲間を国内外に持つことができました。これにより、バスケットボール育成環境の改善に取り組むための土台が整いました。

3. 挑戦の背景にあった「苦労」と「学び」

振り返ると、挑戦の裏にはいつも大きな苦労がありました。
教員時代は限られた時間と環境の中で部活動を指導し、選手たちの力を引き出すことに奮闘していました。また、プロの世界では結果を求められる厳しさに直面し、毎日が学びの連続でした。

しかし、これらの経験はすべて自分を成長させる糧となり、「あの時の苦労があったから今の自分がある」と心から思えるようになりました。この気づきは、今後どんな困難が訪れても挑戦を続ける大きな力となっています。

4. これからの夢

私の夢は2つあります。

「世界中から学びたい」と言われる日本をつくる

1つ目は日本のバスケットボール文化をさらに進化させ、「世界へ学びに行く」だけではなく、「世界中から学びたい」と思われる日本を作ることです。特に、日本独自の育成メソッドを確立し、選手や指導者がグローバルで活躍できる仕組みを作ることが私の夢です。

誰もが恐れずに挑戦を楽しめる日本をつくる

2つ目は日本にいる素晴らしい才能を持っているのに埋もれている人達が輝ける社会を作ることです。
きっと数年前の私のように「今の自分を変えたい」「挑戦してみたい」「たった1度の人生、命を輝かせたい」と思ってはいるけど、「勇気が持てない」「みんなが反対する」「具体的にどう動いたらいいかわからない」と新たな一歩を踏み出せず、なんとなく毎日仕事に行っている人がたくさんいるんじゃないかと思います。会社や契約や環境などたくさんの理由で、自分らしさを発揮できず我慢しているみんなが、明るい未来へ勇気を持って一歩を踏み出し、共にやりがいを持って進んでいける社会を作っていきます。

日本の素晴らしさ、日本人の誇りを持って

海外に行ってわかったことは、世界の素晴らしさだけではなく、日本の素晴らしさ・日本人の素晴らしさです。私が関わった世界の人達も「日本人の勤勉さ、真面目さをリスペクトしている。私達の国の人々がそれを持っていれば毎年金メダルが取れるだろう。しかし、それは絶対に無理だ。」と話をしていました。

5.noteで発信したいこと

このnoteでは、これまでの経験や戦術、育成方法、そして挑戦の裏にある哲学や大切にしてきたことを発信していきます。また、プロコーチとしてのリアルな日常や、教育者として培った視点も交えながら、多くの方々にとって有益な情報をお届けしたいと思います。

6. 最後に

40歳を過ぎて公務員(教員)を辞めるという決断は、決して簡単なものではありませんでした。しかし、この挑戦が人生を豊かにし、新たな景色を見せてくれました。
「あの時の苦労があったから、今の自分がある」と思える日々を作るために、これからも挑戦を続けていきます。

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これからも定期的に記事を更新していきますので、ぜひフォローしてお楽しみください!

「人生は何度でもリスタートできる」

今後ともよろしくお願いいたします!

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島勇治 | S級コーチの宝物
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