子育てサポート?
私にも子供がいます。うまく子育てできているかと言えば、おそらくできていません。怒って子育てNGワードはバンバン飛び交い、子供を不安にさせてしまったり。子供のことで夫婦で喧嘩したり。これが日常です。
真剣に子供たちを愛し、真剣に育てようとすればするほど、空回りしてしまうんですよね~
私の勝手な意見ですが、意外とそういうご家庭も多いんじゃないかと。たぶんその中でも、うちはひどいかもしれませんが(-_-;)
で、診療中、大変そうなご家庭のお話を聞いて、”わかります!うちなんて・・・”と、親トークをしたくなるのをぐっと抑えて、教科書的なことをのたまうわけです。”30分でも一緒に楽しく遊べると良いですね^^”とか。
それを聞いたお母さんは、”そうですよねぇ・・・”と微妙な神妙な顔して帰るわけです。お母さんの心中を代弁します。
”そんなのわかってるけど、出来るわけがない!!!”
こんなの育児サポートでもなんでもないですよね。おそらく正解はまずは話を聞くこと。そのうえで、子供の個性を見つつ、お母さんの余裕や、キャラクターを踏まえて出来そうなことから探していく。次回また話を聞く。その繰り返しが必要なんじゃないかな、と。これさえも間違っているかも。
でもですね、小児科医がこれをやっていたら人数こなせないし、日常の診療の中でそんなことしてる暇ないわけです。開業医だったら、1時間で9-10人を見る必要があって、一人頭5-6分ですよ。実際、診察室の移動だったりで、ロスするため、実質4分。入力に1-2分かかるから、忙しいクリニックだと親と子供に向き合えるのは、2,3分です。無理ですね~
そこで、看護師、心理士や作業療法士、同級生ママさんたちが話を聞き、決して上から目線にならず、同じ目線で共感してくれて、問題解決を手伝ってくれる。そんな施設でありたいと思います。
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