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障がいを持つ家族・姉としての本音―伝えるまでの葛藤や気持ち

今でも、私は自分の友達に「妹に障がいがある」と打ち明けることができずにいます。大好きで、血の繋がったたった一人の妹なのに、それを伝えられない自分が本当に情けなく感じることがあります。でも、妹のことを話すのが怖いわけではありません。彼女は何も悪くないし、きっと友達も理解してくれるはず。それでも、どうしても一歩を踏み出せない自分がいます。打ち明けた後、どんな反応が返ってくるのかを考えると、周囲の視線や言葉に敏感になってしまうからです。だからこそ、言葉にしようとしても躊躇してしまいます。
障がいのあるご家族や兄弟姉妹を持つ皆さんは、同じような経験をしたことはありますか?

人生の大きな決断のときに直面したのが、結婚相手への告白でした。私が結婚を考えたとき、旦那さんに妹のことを打ち明けました。そのとき、「受け入れてもらえないかもしれない」という不安がありました。それに加え、私は幼少期から持病を抱えていたので、結婚の話がなくなる覚悟も持っていました。それでも、彼が受け入れてくれたことが本当に嬉しく、胸がいっぱいになりました。障がいを持つ家族として抱えていた不安が、ほんの少し軽くなった日でした。

私は、NOTEで記事を書き始めたことで、改めて周囲(健常者)の反応や視線について改めて考えるようになりました。周囲の反応は、必ずしも差別や偏見からくるものだけではないのかもしれません。「どうしたんだろう?」「なぜこういう行動や言動が出るんだろう?」という、ただの戸惑いであることもあるのではないか・・・と考えるようになりました。

だからこそ、少しでも理解を深めてもらうために、まずは私自身が発信し、妹のことをもっと知ってもらいたいと思うようになりました。苦手なことから生じる行動や、逆に得意なことをできるだけ伝えていきたいと思います。

次回の記事では、妹の苦手なことや、それに伴う行動、そして得意なことについてご紹介できればと思います。障がいのある方それぞれに個性があり、得意・不得意なことも異なります。これはあくまでも一例ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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