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おすすめ漫画 ワンダンス
刺さる漫画を見つけたので、紹介します!
題名は、『ワンダンス』。作者は珈琲さん。
高校に入学した主人公が、苦手だったダンスを通してどんどん成長していく、青春ダンス漫画です!
おすすめの理由は、【漫画として】おもしろい部分と、【ダンスについて】おもしろい部分、この両方あります。以降、誰やねんてぐらい上から目線で書いてしまってます笑 すいませんm(_ _)m
そしてちょこちょこネタバレしてます、すいませんm(_ _)m
【漫画としておもしろい部分】
・絵がうまい
まず絵がめちゃくちゃうまいです!線が細くてキレイ。ダンスの描写の躍動感、音が想像できるかのようなコマ、複雑な体の動きがバランスを狂わさず描ける画力、どれもすごい臨場感です。音が聞こえてくるように感じます。
・主人公の『吃音』
吃音は、ざっくり言うと、うまく言葉を発することができない症状のようです。(自分も詳しくは知らず、不快な思いをされた方がいたら申し訳ありません)
この吃音のために、常に言いたいことも言えず周りに合わせて生きている主人公。『ダンスは喋らなくてもいい』と言われ、どんどんダンスに傾倒していきます。
作者の珈琲さんが、この主人公と同じくダンサーであり、吃音症とのことです。なので、これは珈琲さんがリアルに感じたり、経験したことがとても多く組み込まれているんだろうな、と思いました。
吃音症に関する描写で1番刺さったのは、『吃音症のせいで、普通の仕事には絶対就けないんじゃないかという不安』を、独白しているシーンです。
吃音症についてほとんど無知だったので、こういう不安があるということを初めて知りました。
主人公のカボ君は、言葉にできないけど、たくさんのことを考えて、気づいて、ダンスに真摯で、すごく好感の持てるいい子なんです。うまく言葉が出て来なかったために、たまに話しかけた人が去っていくシーンもありましたが、彼の周りの人はみんな彼を受け入れています。大切なのは人間性なんだな、って改めて思いました。
・ヒロインが魅力的
カボ君に『ダンスは喋らなくてもいい』って言ったのがヒロインの湾田光莉、通称ワンダです。彼をダンスに引き入れたのが彼女です。
踊るとゴリゴリでめちゃくちゃかっこいいのに、普段は天然でふんわり。このギャップがいい!そしてかわいい!常にカボ君の良き理解者です。
相合い傘で帰るシーンがあるのですが(青春爆発)、コンビニを出た後、雨があがっていました。雨が上がってるのを手のひらを上にして確認していたカボ君。そのカボ君の手を、『手を繋ごう』サインだと勘違いし、繋いじゃうワンダちゃん!その後、『あっ』って言って自分の勘違いに気づきます。(でも繋いだ手は離さない!!こっちが勘違いしちゃう!笑)まじでかわいい!早く付き合っちゃいなよとツッコミたくなります笑
・2人の恋愛模様
カボ君は多分一目惚れだと思うんですよね。でもワンダちゃんが彼をどう思ってるかがわからない。2人はすごく仲良しなのですが、今後恋愛面での進展に期待です。
そして、カボ君の不器用さがすごくリアルなんですよね。声かけたいけど、何て言っていいかわからないとか。めちゃくちゃわかるー笑 ほんと青春ですねー!キュンキュンします!
どうでもいい人と手なんて繋がないし、夜中の自主練にも付き合わないし、お揃いのブランドの物買ったりしないですよね?笑
次は、【ダンスについて】おもしろいと感じた部分です。
・説明がわかりやすい
自分も少しダンスをしていた時期があるのですが、その時に読みたかったー!!!言葉の説明も絵も、ほんとにわかりやすいです。
カボ君は元バスケ部なのですが、拍のとり方をバスケで例えるシーンがあります。すごくリアルなんですよねー。
体の動かし方についてワンダちゃん、イオリ先輩から説明するシーンがあるのですが、あれもきっと作者さんが実際に感じていたことなんだろうな、と思いました。言葉で説明するのが難しくて、人によって説明が全然違う抽象的なものになっちゃうんですよね、ほんと。でもそれが自分に落とし込めると強い。
それと、ダンサーに対する偏見とかもリアルだなと思いました。昔のダンサーと今のダンサーの対比とか。今はどうなのかわかりませんが、ダンサー=チャラい、クラブ好き=チャラい、がなくなってほしいなと思いました。
・シーンが想像できる臨場感
なんと実在の曲名が作中に出てきます!知ってる曲だとすごくイメージがわくし、テンションが上がりました!
小さいコマでドラムとかシンセが描かれているのですが、この音を拾って踊っているのがわかって、うぉーってなりました!なので、漫画を読んでると、音が聞こえてくるように感じます。
音はもちろん、前述の通り絵が本当にお上手なので、複雑な体の動きが、バランスを崩すことなくダイナミックに描かれていて、実際に踊っているイメージが湧いてきます。かっこいい!
そして白熱のダンスバトルシーン!そうそうこんなだったよなーって思い出しました。
バトルはめちゃくちゃ盛り上がるんですよね。相手のムーブ茶化して入れるとか、相手に飲まれたら負けるあの雰囲気、すごく伝わってきました!ここもまじでかっこいいです!誰か再現ダンスしてくれないかな(人任せ)
・ダンスを通した成長
カボ君はダンスを通してどんどん成長していきます。
最初はワンダちゃんがいないと(いると思わないと)踊れなかったのですが、俺のダンスはかっこいいんだ、もう俺にはダンスしかない、って昇華していくところがすごくいいです!
自分の場合も、踊る時メンタルがめちゃくちゃ影響してましたが、人前で踊る時、自信がないとほんとにうまく踊れないんですよね。特にバトルは、カボ君のように思わないと踊れません!(言い切った!)
ダンスがトラウマだったところから、ここまでカボ君が成長したことに感動します。そして、そこかしこに青春を感じられます笑
ここからはツッコミなどを少々。
・カボ君チートすぎん?身長高いしイケメンだし、ダンスもめちゃくちゃうまくなるの早いとか主人公補正ですよね?笑 だがそこがいい笑
・心理描写がけっこうあっさりだなーと感じました。多分、作者さんもあっさりとした性格なんだろうなーもっと心理描写があってもいいんですよ(^^)
・作者の珈琲さんが実際に踊ってる動画をアップされてます!そしてめっちゃうまい!これ漫画の中のフリと同じやつ?!
ダンスも踊れて、漫画もかけてってすごくないですか?珈琲先生もチートさんなんですか?笑(いやきっとすごい努力されたんですよね。。。)
サブスクで読めるアプリがいくつかあるみたいなので、気になる方はぜひ読んでみてほしいです!LINEマンガには入ってました。
実は書いてる途中で消えてしまい、心が折れかけました笑
まとまらない文章になってしまいましたが、気になられたらぜひ!おすすめです!