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【沖縄県主催】データドリブンセミナー 沖縄県内 - 事例発表会へ参加しました。

セミナー参加の目的と学び


参加の目的

データの面白さや楽しさを見出し、データ活用の可能性を感じる。


参加の背景

2023年に新卒で大手広告代理店に入社しましたが、広告運用の部署とは異なるデータ部署に配属されました。データ活用や分析に興味が持てず、インプットがなかなか進まない状況でした。そんな中、データの可能性や活用に関するセミナーがあると知り、データに対する興味や関心を深めるきっかけになるかもしれないと思い、参加を決めました。


セミナー内容

デジタル活用やDXが求められる今、沖縄県は企業の稼ぐ力を底上げするために、県内企業を対象にデータを活用した企業経営の支援プログラムを実施しています。今回のセミナーでは、そのプログラムを通じて実施されたデータ活用の事例が共有され、データ活用促進を目指しました。

沖縄県内企業のデータ活用事例と基調講演から感じたこと


株式会社OCSの事例

企業課題:
クレジットカードの利用金額が減少している。

データ分析の結果:
データの可視化により、特に20〜30代の利用金額が少なく、40〜50代の利用が大半を占めていることが判明した。

示唆と取り組み:
可視化されたデータを基に、20〜30代の利用が少ないことは確かだが、40〜50代の利用金額をさらに伸ばすための取り組みも可能であるという示唆が得られた。この結果から、経営課題の解決に向けた糸口が見出された。

感じたこと:
データを可視化しなくても、若年層の利用が少なく、高齢層の利用が多いことは把握できていた。しかし、特にレガシー企業においては、データを可視化することで共通認識が生まれ、意思決定が迅速に行えるようになると感じた。


株式会社リウボウインダストリー 外商事業部の事例

企業課題:
富裕層向けの外商活動が受け身になっており、顧客に寄り添った提案ができていない。

データ活用の結果:
顧客の過去の購入情報等のデータを活用し、趣味嗜好に合わせた提案を実施することで、より顧客に寄り添った提案が可能になった。

感じたこと:
受け身の状態でも前年比105%程度の成長を遂げていたが、データを活用した提案を行うことで、さらなる売上貢献が期待できると感じた。


基調講演から感じたこと

経験ドリブンとデータドリブンのどちらか一方ではなく、両者を組み合わせたアプローチを目指すべきだと感じた。

データを活用する際には、既知の事実を再確認するだけで終わってしまうことが多い。例えば、クレジットカードの利用金額が40〜50代の方が多いというデータは、一般的には収入の違いから明白である。しかし、分析や可視化を目的とするのではなく、事象に対して自分の経験を基に仮説を立て、その仮説を証明するために必要なデータを集め、分析し、その結果を基に「具体的な行動」を決定する。このサイクルを回すことが、あるべきデータ活用の姿だと考えた。


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