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保護犬のお試し行動

パッセは繁殖引退犬、サクラは飼育放棄された犬

産まれた環境や、育ってきた環境はまったく違うはずなのに、お試し行動は似通っていた

ピクミン行動

例えば、わが家へ迎えてから

私の後をずーっとついてくる

ピクミンサクラちゃん

キッチンへ、お風呂へ、トイレへ、玄関へ

彼氏にはついていかないのに、私にだけピクミン

最初は、あらかわいい
と思っていたのですが、
きっと不安だったからでしょう

もう置いていかない?
私を捨てない?

待って、行かないで
置いていかないで

人語は話せませんが、きっとこう言っていたのだと思います

パッセは半年ぐらいして、ピクミン行動はなくなりましたが、サクラはわが家の子になって半年経っても、まだ私の後ろをピクミンします

ピクミンする日数だけ、心の傷の深さを物語っているのでしょう

媚売り行動

ピクミン後は、とにかく甘えてきます
こちらを向いてシッポを振ったり
必死にペロペロしたり、くっついてきたり

気に入られるためになんでもします
どうか捨てないでください

そんなことを言いたげでした

食べない

最初ご飯を用意しても
すぐには食べてくれませんでした

時にはご飯の容器をひっくり返したり、
口に含んではペッと吐き出したり

ご飯を撒き散らしながら
食べないパッセ

怒られてもいいもん
こんなことしても嫌いにならないかな?
見捨てないかな?

と、私たちの様子を伺っているようでした

ウンチしない

環境が変わってストレスだったのか、すぐにはウンチしませんでした

特にパッセは繊細な性格故、迎えて3日経ってもおしっこもウンチをしてくれまず、心配で病院に連れていったことでビビったのか、帰宅後すぐにしました

パッセとサクラにはありませんでしたが、
怖くてケージから数日出ない、
物を壊す破壊行動などもあるようです

調べてみると、人間の里子も、本当に愛してもらえるのかをテストするために、同じようにお試し行動をするそうです

最初はお互いに慣れていなかったり、わからずに、
なんで?
どうしてこんなことするの?
と思うことにも直面すると思います

ただただ、安心と愛情をあたえて、
時間をかけて、焦らず慌てず、
少しづつ、少しづつ、
お互いの想いをすり合わせていけば
大丈夫です

お試し行動は、家族になっていくために必要な過程なのでしょうね

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