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保護犬への接し方
パッセとサクラがお世話になった保護施設へ里帰りした時のこと
2人の高校生ぐらいの子達が来ました
仮に、AくんとBくんとしましょう
Aくんはお目当てのワンちゃんに夢中なようで、その子が近くを通り過ぎるたび、
「いぬ〜、こっちこい! いぬ〜!」
と騒ぐ
私からすれば、この時点で不信感しかなかった
保護施設の壁には、現在保護されている保護犬達の、各々の写真と名前などを載せたプロフィールの紙が貼ってある
にもかかわらず、
名前ではなく、いぬ、と呼ぶとは…
まぁ、高校生だから、と思いながら
されどもう高校生なんだから、と思っていた
Bくんは対照的に、静かに過ごしていました
そうしてしばらくすると
Aくんの近くにはどの保護犬も近寄らず、
Bくんへは、2〜3匹が彼の膝を求めて集まっていた
犬達と接する基本として、騒ぐ人は好まれない
子供や、Aくんのような人には、警戒してしまう
普通のワンちゃんで難しいのだから、保護犬なら尚更だ
身体的にも、精神的にも傷を負っている彼らには、穏やかに接するのが一番良い
「元気出せよ!」と檄を飛ばすよりも
「大丈夫だよ、怖くないよ」とただ黙って寄り添う方がいい
お互いの言葉は話せなくても、雰囲気で相手には伝わるものです
どうか保護犬達と会う時は、そっと、彼らのペースに身を委ねてみてあげてくださいね
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私のお腹を枕にくつろぐサクラ