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スリランカの旅⑥:魅力的なフルーツ / 経済発展途中のスリランカは大変だ

さて、スリランカ6日目。これが最終日である。
フルーツが大好きな僕からすると、多様に溢れたこのフルーツたちと別れるのが少々きつい。見てほしい。この光景と彩りを。

少し小さなバナナ、とても甘くて美味しい。
赤バナナ これも美味しかった。うまくは説明できない。
パパイヤ、今回の旅で一番お世話になったフルーツ。
アテモヤの元祖(チャリモヤかバンレイシ)
ランブータン(ライチのような味)
Wood Apple このジュースは絶望した。多分砂糖えぐいほど入れられてた。
いろんなトマト。綺麗。
レモンも色々
名前忘れてしまった….この子を購入。
店員さんが優しく、特別にカットしてもらった。味はなんと蒸した美味しいカボチャ。
生でそれって凄くない?
いろんな穀物も売られている。豆がいっぱい。



スリランカのデザイン

スリランカでは、グローバルも視座に入れたブランディング・デザインを謀る会社や店舗は観光で見た限りまだ少ないように感じる。ただ中には、「ザ・スリランカ」とも言える素晴らしいお店がある。有名なのは「SPA CEYLON (LUXURY AYURVEDA)」で、日本にも店舗を構えている。販売しているのは、リラクゼーションやウェルネスを重視した、香水や石鹸、スキンケア製品だ。伝統的なアーユルヴェーダの知識と高品質な天然成分を組み合わせ、現代的なデザインで製品を提供している。特別なのは、なんと言ってもその見た目だ。

大きいお店は、その外観で一瞬で分かる。
中のスタッフも、ピンク色のスリランカ衣装で特別感がある。
この配色や細かな模様、モチーフまでもが、スリランカらしい。


続いて、別のお店。t LOUNGE。ここはスリランカ発の紅茶ブランド
ここも、色調が多様に満ちていて、見ていて飽きない。
ビーツとマンゴーとアボカドの料理



経済発展途中のスリランカ

スリランカには、素晴らしい魅力がたくさんある一方で、直面している問題も多い。現在、スリランカは急速な経済発展の途中にあり、自然環境もまだ多く残っているが、住民の実感としては、以前に比べて自然が減少しているという声も多い。特に、ゴミ処理やリサイクルのインフラが整っておらず、ゴミ問題は深刻だ。道端でプラスチックゴミを燃やす光景も見られ、ダイオキシンの発生や空気汚染の原因となっている。ガソリンの品質にも問題があるだろうが、都市部では息苦しさや肌荒れを感じることも多かった。

さらに、昨今では中国との99年契約が部分的に問題視されている。この契約は、スリランカが中国から借りたお金を返済する手段として、ハンバントタ港の運営権を中国企業にリースしたものだ。この協力関係はスリランカのインフラ整備や経済発展を目指しているが、一方で中国の影響力が強まり、スリランカが長期間にわたって中国に依存するのではないかという懸念も浮かび上がっている。

僕が考えるスリランカの魅力は何千年も変わらぬ自然景観や生物多様性にある。シーギリヤの壮大な景色は、息をするだけで心が癒された。また、スリランカの人々の優しさや、伝統的な衣装、そして信仰心に根ざした文化には大きなインスピレーションを受けることができる。異文化と触れ合いながら、人々と心温まる交流ができる素晴らしい場所だ。挨拶だけでも僕は幸せをいっぱい貰った気がする。

世界が均質化していく中で、スリランカがその土地に合った速度や形で発展を遂げていくことは、どんなに魅力的だろうか。現在直面している問題が解決されることを願うとともに、スリランカの豊かな自然を活かし、環境再生型の観光都市やビジネス都市など、他の国にはないユニークな発展をできれば遂げていってほしい。

ハンバントタ港
中国政府が途中で工事を放棄し、解体もされないまま、そのまま残ってしまった建物



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