アンカラ🇹🇷バレー旅🏐　出発前〜11/12/24

2024年12月28日 18:53

Ciao a tutti!! そらです。今回から複数回に分けて、先日旅をしたトルコの首都・アンカラのバレーボール旅についてまとめます。今年の旅は今年中にまとめたい！勢いで書いていきます！！

いつ行くか問題

アンカラの旅程を考え始めたのは１０月頃。当初は１月中旬に行こうと思っていました。毎回海外旅行は１週間前後で日程を組むのですが、１週間で２回試合を観戦できるのが１月中旬にあり、イスタンブールでアウェー戦、アンカラに移動してホーム戦を観戦できたからです。せっかくならイスタンブールに寄って観光したかった笑。

しかし、その時期マリノブのプレーがあまり良くなく、以前いたScandicciでの解雇がちらつき、後半戦が始まる１月に行ったら別のチームに移籍して空振りするのではないか、前半戦までに行ったほうがいいのではないかと非常に悩みました。
相談した友人から「早く行ったほうがいい」と言われ、予定変更を決意。１２月中旬の前半最終戦（ちょうどホーム開催）を軸に旅程を組むことにしました。
練習見学にも行きたいと考えていたので、少し余裕を持たせて１２月９日に日本を出て、アンカラに１週間滞在する計画にしました。

トルコ建国の父、ムスタファ・ケマルが眠る場所、アタトゥルク廟。街を見渡せる丘の上に立つ。

練習見学１日目！

羽田空港を出て、イスタンブール空港経由でアンカラ・エゼンボーア空港へ。９年前にリオ五輪の欧州予選でアンカラに来たはずなのに、全く当時の記憶が蘇らず…。あの時はずっと会場にこもってバレーボールしか見ておらず、観光は一つもしなかった…。

到着日は時差ぼけや疲労回復のためにホテル周辺をぶらつく程度でおさめ、その翌日と翌々日に練習見学をさせてもらうことにしました。
１２月１１日は午後２時から練習。午前中はアナトリア博物館とローマ帝国時代の遺跡である温泉跡を見学。アンカラ駅にあるカフェでピザとチャイをいただき、駅から徒歩でマリノブの所属チームZeren Spor Kulübüの練習会場へ移動します。これまで訪れた体育館は郊外にありましたが、今回はアンカラ駅から徒歩で１０分弱。ここまで街中にドン！とあるのは初めてかも。近くには私立大学や遊園地があり、しかも日中は結構交通量が多いエリアです。

さて、到着すると入り口にガードマン！イタリアの時は一切見かけなかったのに。困った！わけではないけど、怪しまれないようにせねば。
まずはトルコ語で挨拶をかわし、それから英語で話しかけましたが残念ながら通じず。すると、ガードマンの方が気を利かせてスマホを使って翻訳会話へ。中に英語のわかるスタッフがいるから案内すると言われ、そのスタッフの方に事情を伝えると席まで案内してくださり、VIPのソファー席で練習を見ていってと言っていただけたので、言葉に甘えてソファー席の最前へ。会場は最近改装された（Google Mapの口コミ情報）ためとても綺麗で、トイレもピカピカ。

Zeren Spor Kulübüとは

今季マリノブが所属することになったチームを簡単に紹介。Zeren Spor Kulübü（以下、「ゼレン」とします。）は2022年から活動を開始し、今季からトルコのトップリーグに参戦しています。昨季からメンバーを総入替となり、今季はセルビア代表のOHアレクサンドラ・ウゼラツ、元代表のブランキツァ・ミハイロビッチ、クロアチア元代表のサマンタ・ファブリス、トルコ元代表のMBキュブラ・アクマンと、代表戦線から退いたけど名の知れた選手を複数人獲得し、前半戦終了時点で１４チーム中７位とプレーオフ進出も狙える位置にいます。

前半戦のハイライトはなんといっても、ホームでの強豪フェネルバフチェ戦。フェネルバフチェは主砲メリッサ・バルガスが怪我で離脱していたものの、戦力的には圧倒的にゼレンより上。得点源のOHアナクリスティーナをサーブでうまく牽制、戦力をそぎ、なんということでしょう、フルセットの末勝利したのです！満員の会場は大いに盛り上がっていました。私もYouTubeでライブストリームを観戦、手に汗握る展開にハラハラドキドキしていました。まさか勝つとは思っていなかった。
マリノブにこの試合の話をしたら、『あの勝利は私たちにとって「レガーロ（贈り物）」だね』と話していました。

練習前のコートの様子をパチリ！体育館内にはムスタファ・ケマルの肖像が飾られている。

再会！

さて、席についてから少しするとマリノブ登場。早速挨拶のチークキスからのハグ！１０ヶ月ぶりの再会です。相変わらずかわいい。アンカラはどう？とか疲れはとれた？などなどお話。
よく見ると何やら腰に巻いているのです。本人曰く、腰を少し痛めていて今日は別メニューで調整とのこと。「会いに行くたび、何かしらアクシデントあるじゃん」と、内心申し訳なさでいっぱいに。ごめんよ…（本人には話してないけどね）

話の終わりにマリノブから、「ペットボトルの水いる？」と聞かれ、１本分けてもらってしまいました！ホテルから口開けてないペットボトル持ってきたけど、どっち開けるか困るやつ笑。でも水はもらって損はない！アンカラの水道水は飲み水としては適していないようので、スーパーで購入する必要があります。

さて、スタッフと選手が全員集合し、ストレッチからスタート。ボール練習前のスタッフ（セルビア人）から、どこから来たのか？とか日本のリーグにセルビアの女子選手２人（上尾と姫路）行ってるよね？知ってる？など、少しお話し。めっちゃ話しかけてくるなー英語力が問われる…。

ストレッチ後からマリノブは別メニューで調整に入り、２時間あった練習のうち１時間ほどで帰っていきました。具合について本人に深く突っ込めなかったので、そのまま見送り、練習の様子を最後まで見守りました。セッターが１人欠けている状態でのボール練習は、どんな感じでやるんだろうと興味深く見守っていました。
スタッフが代理でセッターを務めるわけでもなく、選手をこまめに交代しながら、オフェンス（セッターがいるグループ）とディフェンスに分かれて練習していました。その時のチームの状態や試合までの日程に合わせ、どんな練習を組むか考えるスタッフのみなさん、お疲れ様です。

初めましての挨拶

練習が終盤に差し掛かった頃、少し離れた席に見たことのある風貌の男性が見えました。もしかして…と意を決して近づくと相手からこちらに気がついて挨拶。その男性とは、マリノブの彼氏さん。バスケの選手であり、今季はマリノブと一緒にアンカラに引っ越し、ゼレンのユースチームのフィジカルトレーナーとしても働いています。シニアの練習のあとにユースの練習が始まる日程だったため、ユースの練習が始まるまでの間、会場内で待っていたようでした。
噂に違わずとても感じがよくおおらか。めっちゃいい人やん！マリノブ本人には聞けなかった腰の事情を聞いたら、明日の練習からは復帰するよ！と教えてくれました。前節の試合が終わってから、休養日を挟んで２日間は別メニューで調整していたようです。とりあえず一安心！

少しお話しをしてから、別れを告げて、この日の私の活動は終了。翌日の練習は午後５時から。お腹を空かせない食事調整が必要ですね…。バナナ、持って行くか笑。

おわりに

今回はここまで！読んでいただいた皆さんありがとうございます。練習のやり方はチームに寄って違いがあって面白いです。色んなチームの練習見学してみたいですね。
さて、次回の記事は練習見学２日目です。Alla prossima!!