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カプリチョーザのしあわせな思い出

宙組のSSに誘ってくれる神友達。神ですか。神です。
ありがとうございます。お友達にお誘いを受け、座ってきました。はい、ずん席に。

SSのドセンからほんの少しばかり下手。そうそこはずんちゃんの銀橋。

本日は何の具体性もない、初めてのずん席体験書きなぐりとなります。特に有益な情報はなく、勘違いでもいい、今日のこの記憶を円盤に焼けないなら文字にして残そうと書き綴るだけです。ただの私の幸せの記録なので、そういうのは間に合ってるよ!のかたはお気を付けくださいませ。


ずんちゃんの銀橋

たびたび言及していますが、私はチケットは人並みに当たるのですが、席の割り振りは相当な負け気味でして、当たっても大抵後方下手とかが多いのです。
ゆえに15列とかになれば大はしゃぎの感覚なのですが、本日はなんとSS席のお招きに授かり、しかも席番まで神がかっていて、いざ開けてみたらドンピシャで銀橋目の前にずんちゃんが立ち止まってくれるずんちゃん席でした(大泣)

以下、ほんとうにただの一ファンの勘違い戯言なので広い心で読んでいただきたい。

しあわせすぎる時間

ずっとずっと、ずんちゃんがそこにいた。

あぁっ 本舞台から・・・歩いてくる・・・ずんちゃんが・・・銀橋に・・・こっちに・・・くる・・・ずんちゃんが・・・止まった  止まった 目の前で

奇跡のように感じた。いつもオペラで追いかけ続けている憧れのひとが、今目の前に立っている。真っ赤なスーツの胸元を開け、オラとキザのオーラを混ぜて身にまとい、イケちらかしたお顔で目の前に立っている。

銀橋に出てきたら目の前がずんちゃんで。ずっとずっとずんちゃんで。もう。もうわたしは。わたしは!!!

ずんちゃんはもともと狩猟民族で常時劇場ごと抱き続けることができる選ばれし狩人なので、銀橋に立てばあっちこっちに視線をとばしてはウインクし、指差しし、静かな悲鳴を各所にあげさせていた。

あちこちくまなく網羅するにもかかわらず、ワンショットワンショットにじっくり重めに時間をかけるため、狙い撃ちされた方は体感5秒はずっと目が合っていたような錯覚を与えられる。

そんな狩りの様子も間近にみて、こちらを見ていない瞬間さえもドキドキがとまらなかった。野性的な空気の中にあまーい視線を投げ入れ、なんちゅー罪な所作しとんねん!!!と他人事ながら発狂しそうになってみていた。

ずんずん今夜はあなたを攻めます の瞬間はいつも一階席の前方が狙い打たれるにもかかわらず、何某の意思をもって迷いなく2階席を攻めあげておられ(お察しください)、そんな愛いっぱいのプレイにまた、くぅーーーーーー!!!としびれながら見ていた。ずんちゃんは平気でそういうことができちゃう優秀なイケない男役さまなのです。だいすき。

そんな中、たびたびド真っすぐに飛んでくるずんちゃんの視線。
前方に目をやるときの瞳は伏せられがちで、照明が上からあたって長いまつげが影をつくっている。そのまつげの奥に、こちらをじっと見ているずんちゃんの静かな瞳がありました。

目が・・・あってる・・・
と、こんなに思えたことはありませんでした(大泣)
こっちを・・・みてくれてる、と。
勘違いでもいい、思い込みだっていい。
こんなにドキドキした経験、かつてあったかな。

誰もが大好物の復活祭第5場 男役銀橋 オラオラ 
狂いそうなくらいに大好きでたまらない振りを、ずんちゃんが目の前で舞われていて。うそでしょ、うそでしょう、うそでしょうと思いながら、ずっと見ていた。

しなやかに動き回る長い腕、銀橋にひざまづいて上体を反らす妖しい振り、時折カッと顎で示すキメのニュアンス、何もかもまるで初めて見ているかのように違って見えた。赤スーツずんちゃんにクラックラになり、信じられない気持ちでずっといた。

元気に打ってていたはずの手拍子も次第にできなくなり、気づけば両手をぎゅっと握りしめて胸の前で石のように固まっている。
ともするとあまりの素敵さに腰から砕けて椅子からずり落ちそうになりながらも、この一瞬を大切にしたい気持ちでいっぱいで、震えつつ、とろけながらずんちゃんをずっとみつめていた。

ずんちゃんがこちらを見て歌ってくれているときは、何もできなくなりひたすら固まっており、それでもずんちゃんを感じたくて忘れたくなくて、感動に打ち震えながら最高にときめいていた。

いつもオペラ越しに3Dで存在するずんちゃんが、今日はもう50Dくらいはあった。

わたしはもう、アッアッアッアッ しか言えないカラダで、ずんちゃんをひたすら見つめるしかなかった。蛇ににらまれたカエルに残された唯一の術は、ひたすら蛇を見つめ返すことのみなのだ。にらまれ続け、溶けてなくなっても本望でした。

幸せでした。客席で物理的にずんずん攻められるカプリチョーザでした。
ずんちゃん、ありがとうございます。

カプリチョーザの最中、大好きだ――――――って、50回くらい告白していました。ずんちゃん大好きだ―――――!!!

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