
#117 日本語と英語の品詞の違いについて
1. 品詞の学習時期
日本語の品詞は国語の時間に習います。
英語の品詞については、基本的な動詞・名詞・形容詞・副詞については中学生のときに習うと思います(ただし、用語としては代名詞・冠詞・前置詞・接続詞なども登場すると思います)。
8品詞(または代名詞・冠詞を品詞とみなして10品詞)の各論については、高校に入ってから習うとされていますが、授業の時間をとって解説している学校は少数派でしょう。
しかし、品詞について学習の中期の段階で押さえておかなければ、その後の学習に支障をきたします。
2. 日本語の品詞と英語の品詞の違い
Q. 日本語には助詞と形容動詞があるけれど、英語にはないんだね。
A. そうそう、英語や日本語、中国語などの言語によって、品詞は同じじゃない。名詞、動詞、形容詞、副詞はおそらくどの言語でもあるだろうけれども、言語によっては前置詞や冠詞をもたない日本語のような言語がある。
日本語と品詞と英語の品詞
品詞とは、単語を共通の特徴によってグループ分けしたものです。日本語の品詞と英語の品詞のうち主なものを比較すると、次のようになります。
日本語にも英語にもある品詞
名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・助動詞・接続詞
日本語だけにある品詞
助詞・形容動詞
英語だけにある品詞
前置詞・冠詞・関係詞
補足説明ですが、ふつうは関係詞を品詞とは認めません。
なぜなら、関係詞は大きく関係代名詞と関係副詞に分類できますが、関係詞節中で関係代名詞は代名詞、関係副詞は副詞として働くので、関係詞は代名詞や副詞の仲間と考えます。
3. 参考文献
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