pokersnowieのメリットデメリット、活用法(21/9/10追記有

こんにちは。

今回はpokersnowie(以下snowie)のメリットデメリットと、活用法についての記事です。

現在のポーカー界では「GTO」と呼ばれる戦略が一般的になりつつある中で、piosolverやGTOwizardといった解析ツールが増えていっています。
(GTOに関しては、別の方の記事を探して読んで頂けたほうがよさそうです。)

その中でsnowieも解析ツールの一つではあります。が、snowieはAIによっての解析はされていますが、GTOではないらしく、上級者の方の中には「snowieは使えない」と言われるようなツールです。

しかし、「上級者にとってはsnowieは使えないツール」であるだけで、初心者~中級者にとっては、とても便利で使いやすく、勉強しやすいツールであると私は考えます。

早速ですが、GTOツールとsnowieのメリットデメリットについて書き出してみました。

GTOツールのメリットデメリット

GTOツールのメリット

たくさんの選択肢を自分で設定し、精度が高い戦略を分析できる。

というところでしょう。

自分でレンジやベットサイズを選択し、どのような戦略がGTO戦略なのかを見つけることができます。

使いこなすことができれば、本当に最強のポーカープレイヤーになることができるでしょう。

GTOツールのデメリットですが、

・使いこなすのが難しい
・高い

GTOツールは使いこなすのがとても難しいです。
そもそもどんなレンジでどのようなベットサイズで設定すればいいかというところから躓きますし、結果を見ても何が何だかちんぷんかんぷんという方がたくさんいます。

さらに、GTOツールは高いです。しかもツールが高いだけでなく、分析するためのソリューション(分析結果)を買うとなると更に高かったりします。

高い値段を払ってGTOツールを買ったはいいが使いこなせない。

私もその中の一人です。宝の持ち腐れになってしまっているところが否めないです。

※実はGTOwizardは良いツールかもしれません。わかりやすく言うとsnowieの上位互換。しっかり使いたいのであれば月額$80以上かかります。

snowieのメリットデメリット

次にsnowieのメリットですが

・安い
・使い方が簡単
・分析がしやすい

上記でGTOwizardは月額$80以上かかると書きましたが、snowieであれば年間$250で使用可能。月額計算で$20。さらにキャンペーン期間は30%オフぐらいになっています。毎年11月ぐらいかな。

使い方は簡単。プレイしたハンドヒストリーをインポート(ファイルデータをアップロード)するだけで結果が出ます。

さらにプリフロップに限りますが、どういう理由で間違っているかのアドバイスを出してもらえます。

そして、自分がプレイした場合とsnowieがプレイした場合とのスタッツ(どれぐらいレイズするかコールするか等)の比較ができます。

自分は毎日のセッションで必ずsnowieでの検証をしていますが、全ての機能が本当に自分のためになっているなと感じています。

他にも、自分でベットサイズ等のシチュエーションを設定して分析するシナリオ機能や

実際にsnowieとプレイしながら結果を確認できるトレーニング機能もあります。

正直0.5/1ぐらいまではsnowieをうまく使っていくだけでも勝てるようになります。実際に自分が勝てるようになったので。

ですが、そんなsnowieにもデメリットがあります。

snowieのデメリットですが

・フロップ以降のレンジ表(図)がない。テキストデータのみ。
・細かいベットサイズを検証できない。

これは実は小さく見えて大きなデメリットではあります。

全体のレンジを視覚化できれば、ボードに対しどのようなハンドでどういうアクションをとるかがわかりやすいのですが、snowieにはその機能がないので、正直わかりづらくてストレスが感じます。

ここだけはどうしても他ツールを使ったほうが効率が良いです。自分はどうしてもというシチュエーションはpiosolverを使って検証をし直しています。

追記(21/9/10)
snowieの第一人者シマダさんより、windows版でもpokersnowie4というβverであればポストフロップのレンジ表も出るということだったので、試してみた結果、しっかりと出てきました!

画像1

また、レンジ表を見て気づいてしまったのですが、snowieはGTOよりもベットがバリューに偏っている傾向があります。
チェックレンジに強いハンドが残っていなかったり、ベットに対しレイズされるとそれ以降のアクションがキツいハンドもベットに回っていたりするため、高いレートに行くと付け込まれる可能性があります。
ですが、「強いハンドはバリュー、弱いハンドはチェック」という傾向は、低いレートで勝つ為に大事な要素がしっかりしている(相手のレイズ頻度が低い、ブラフがない相手にしっかり薄いバリューも打つ)と思うので、及第点ということにしましょうか・・・。(追記終)


最後に共通のデメリットですが
・分析結果を自分で検証出来なければ効率の良い勉強にはならない。
・解析ツールの答えを出すだけであって、実践の相手に合わせた答えをだすわけではない。(※piosolver等は実践の相手に合わせて設定さえうまくできれば答えを出せますが、中級者レベルまではかなりハードルが高く感じます。)

snowieとGTOツールの活用法

最後に、snowieとGTOツールの活用法ですが、

ポーカー初心者の方はsnowieをハンドレビュー用にインポートして結果を出し、大きなエラーが出ているところから問題解決をしていきましょう。他のツールはまだ必要ありません。

ポーカー中級者の方は、初心者のやりかたに付け加えて、事前に自分のセッションで気になるハンドにラベル付けし、仮説を立て、snowieにインポート後、ラベルを付けたハンドを自分なりに検証し、違和感がある場合には他のGTOツールで検証するとかが良いのではないでしょうか。(ちなみにこれは自分のやりかたです。

時間があれば画像を挿入したり、追記したりしてより良い記事に仕上げたいと思いますが、今回はこのへんで。

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