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タイのコスプレイベントCoscom in バンコクレポート
2017/3/5、バンコクのコスプレイベントCoscomを訪れた。 Coscomは今年3周年を迎えるイベントで、バンコク市内の大学「Suan Dusit University」を会場にして開かれている。 この大学は、バンコクの主要観光地カオサン通りや、BTSや空港バスの駅もあるVictory Monumentからいずれもタクシーで10分ほどで着く場所にある。
![Coscom entrance](https://assets.st-note.com/img/1736517559-Mk5ajnAis0.jpeg)
同人コスプレ複合イベントCoscom、タイでも中国のBLデュオレイヤーさんが大人気!
Coscomは大学の講堂の一階が同人グッズ販売、二階がステージで構成されており、会場自体は比較的小ぶりだが、参加者は4000人〜6000人にのぼる中型イベント。 年齢層は、10代〜20代前半がメインという印象。全体的に若めに見えた。(もっともコスプレの場合、年齢把握は非常に難しいのだけど。) チケットは当日会場の入り口で買う仕組み。70バーツ(約250円)の入場料を払うと、手にスタンプを押してもらえる。 3周年となる今年は、ゲストにコスプレシンガーのBaoBaoさんと、世界中で大人気の男性デュオコスプレイヤーBaozi&Hanaさんが招待されていた。
今回のイベントではユーリon ICE!!!より、勇利とヴィクトルのコスプレで登場。中国人のBaozi&Hanaのお二人だが、タイへはゲストとして年3回ほど来ているらしい。
同人エリア:グッズメインで成人向け同人は規制
所変わって一階の同人販売エリアは、やはり主にグッズメイン。
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517560-pA7SVA1J88.jpeg)
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517561-SduHpzTrmw.jpeg)
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517563-DwpEUeKTIm.jpeg)
FF15と刀剣乱舞、文豪ストレイドッグスあたりの人気が高かったように思う。 (男性向けに関しては、やはり艦これとラブライブ!)
タイでは成人向けコンテンツの販売が禁止されているらしく、あとは参加者数がどうしても日本のイベントより少ないため、同人誌を発行するのは少し厳しいとのことだった。
しかしタイでは同人誌のオンリーイベントも多く開かれており、そこでは多くの同人作家達が本を出しているらしい。
そしてタイのオンリーイベントは、日本の昔ながらのオンリーイベントのように、色々な企画が行われているのだという。 たとえば聞いた話では、昨年チェンマイで開かれた刀剣乱舞のオンリーイベントでは、会場内の各所でミニゲームが開催され、(ゲーム開始時の音声を聞いてどのキャラのものか当てるクイズなど)その結果次第で資材をGET、集めた資材を使って「鍛刀」を行うことができるのだとか。
「鍛刀」とは、参加者がくじを引き、その中に入っている4時間などと書かれた紙に応じて同人作家の方々が描き下ろしたイラストのタロットカードをもらえるというもの。何それ楽しい。 Coscomには公式企業も数社出展していた。
特に賑わっていたのが、「夢100」こと「夢王国と眠れる100人の王子様」。
![夢100](https://assets.st-note.com/img/1736517564-rzMUB7KdNT.jpeg)
こちらのゲームはタイ語翻訳もされているらしく、女性たちの間で非常に人気が高いそう。
屋外コスプレエリア。めちゃくちゃ暑かったです!
屋外のコスプレエリアはこんな感じ。
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517565-IdrVZwcveO.jpeg)
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517566-UHAqfhwWiQ.jpeg)
今回思ったのが、(単に暑くて着ている人がいなかっただけかもしれないが)「陰陽師」のコスプレを見かけなかったな、ということ。 ここ最近、香港のイベントでもベトナムのイベントでも、中国の会社の投資によって作られたアプリゲーム(声優やイラストは日本製だが、製作会社自体は中国系企業)「陰陽師」の人気が高く、コスプレイヤーの姿をたくさん見かけていたのだが、今回のタイのイベントでは見つけられなかった。 あと、海外アニメイベントであるあるのNARUTOやBLEACHのコスプレも少なくて、マイナーだけど自分が本当に好きなキャラをやっていらっしゃる方が多い印象を受けた。
タイのコスプレ雑誌「Cosplay Mode」は超ハイクオリティ!
会場内では、衣装、ウィッグや、メイク道具、カラコンの販売も行われていた。
![coscom thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517567-mdpeNbRP9l.jpeg)
![coscom thailnad](https://assets.st-note.com/img/1736517569-QxZgKxyglY.jpeg)
割引販売されていたCosplay Modeを一冊購入。
![cosplay mode thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517570-T2VNzleMgJ.jpeg)
通常価格120バーツ、会場限定の割引価格100バーツ(約350円)。 タイのCosplay Mode、感動することに、日本版Cosplay Modeの表紙の構図を、タイ人コスプレイヤーの方で再現しているような卷も見かけた。
![cosplay mode thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517571-AWHRxHx6u8.jpeg)
![cosplay mode thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517572-XsNEjukgQ0.jpeg)
まぁ、刀の構え方とか、ペアとなるキャラクターがある程度決まっているから、意図して似させたわけではないかもしれないけれど。
内容も日本とほぼ同じ!
ただ、スナップ写真など、中でピックアップされているコスプレイヤーさんは皆タイの方です!
![cosplay mode thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517573-p5bljhvf0b.jpeg)
![cosplay mode thailand](https://assets.st-note.com/img/1736517574-HveiRwdGEm.jpeg?width=1200)
紙の質のためか少し日本のものより薄めですが、型紙などもついてボリューム感はたっぷり。
タイのコスプレイベント情報
今回私が訪れたイベント、Coscomは年に数回行われているそうです。 Coscom公式HP またバンコクはじめタイの各地では他にも多くのコスプレイベントが開催されているので、タイを訪れる機会がある際には是非!
私が今回このイベントを知るのに利用したのが、バンコクのコスプレ関連イベント(同人イベントやオンリーイベントも含む)を紹介し、SNSとしても使われている、こちら、props&ops というサイト。
このサイトのスケジュールタブからは、タイで開かれているコスプレOKなイベント一覧が掲載されているので、タイでコスプレイベントに参加されたい方は是非チェックしてみるとよいかと!
あとは、先ほど上で紹介したゲストのお二人の動画など、コスプレに関わるインタビューやイベント模様などの情報発信も積極的に行なっているサイトなので、タイのコスプレ事情を知りたい場合には是非活用してみてください。
それでは今回はここまで!
次回は、ガンプラビルやコスプレスタジオなど、バンコクのオタクスポットについてレポートします。