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生成AIのセキュリティ

 最近のAIのサービスを提供するデータセンターは何かに似ていると思ったら酒造の蔵元だ。参入障壁が高い。もしくはそんなに低くない。

コメと水(広く情報を集めて集約する)
何よりも大切なものは麴菌だ(優秀なモデル)
その麹菌の発酵次第で善し悪しが決まる(結果)
そして銘酒になる。ならなければ安酒だ。
アメリカの技術なのでビールで例えても良い。

お酒のことを書いたのはAIはひょっとするとウィルスを展開する新しい方法かも知れないと思ったからだ。
ちょっとわかりにくいかもしれないがこう考える。
ウィルスソフトはしょせんプログラムで実行ファイル(Windowsであれば exe ファイル)がパソコンで実行する。悪意のあるサーバーから送られてパソコンで実行される。これは従来から現在まで行われている手法だ。
これからは、別の方法。会話型生成AIに「何かのプログラムを作成して。」あるいは「アメリカの首都はどこですか。」と依頼なり質問したとする。すると、その返答にウィルスを仕込んでおく。回答そのものはバイナリなのでウィルスが仕込まれていることはわからない。
前者を外部ファイル実行とすれば後者は内部ファイルに隠されたものになる。
外部ファイルからの実行はアンチ・ウィルスソフトで感染チェックなり防止ができるが内部からでは、侵入されてすっかり感染してから気付くことになる。つまり話しかけただけで風邪がうつる。
これからの時代は生成AIでウィルスをばら撒くと考えるがどうなるだろうか。個人情報の収集とウィルスは違うことを一応書いておく。

ロシア製のアンチウィルスソフトの紹介です。

イメージがわかりやすいのがあった。
エヴァンゲリオンテレビ放送版に登場する浸食型使徒、実際はウィルスだけど MAGI を作中ではAIと言っていなかったと思うけどちょうどこんな感じだ。内部に侵入されたらどうしようもないとわかる場面だ。

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