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ドラえもんの一、二歩先を考えてみる


ーーーIII型文明は、銀河全体の発するエネルギーを全て使えるような段階の文明である。こうした文明では、銀河全域にまで植民されて巨大な文明が栄えていることであろう。銀河クラスの文明の維持には、恒星間の交流のため、超高速航法や超高速通信の開発も必須である。

Wikipedia「宇宙文明」より

自律的に作動する優れた機械的知性が一度でも創造されると、機械的知性が自らバージョンアップを繰り返し、人間には想像が及ばないほど優秀な超知能が誕生するという技術哲学的な主張である。その人智を越えた機械的知性は文字通り人間の理解の及ばない原理で動作し、設計され、更に高度な知性を生み出していくかもしれないーーー。

Wikipedia 「技術得点」より

ドラえもんの世界は技術特異点、いわゆる『シンギュラリティ』を超えた時代だと思っています。そもそもドラえもんとかいう完全自立型で感情があると勘違いされてもいいくらい超高性能なAIがある時代ですから、人間の能力は完全に越されています。ただ、あの世界ではAIによる職業淘汰なんかは感じられないし、シンギュラリティによる多大なる影響も感じられません(僕がにわかなだけで実際はそういう描写があるかも)。本来なら、一体どのような影響があるのでしょうか。また、その一歩、二歩先の世界はどうなっているのでしょうか。バカガキながらに考えてみます。これを機に「300年後の世界どうなってんねやろなぁ」と考えるようなことが増え、人生がほんのちょっぴり豊かになれたらうれしいです。 

■非人間的な姿形かも~脱人間ポストヒューマンの話~

ポストヒューマン、脱人間と呼ばれるもので超簡単な言葉で言うとサイボーグです。未来になったら僕たち、サイボーグになっているんでしょうか。
サイボーグになったらどんな便利なことがあるでしょう。シュワちゃんみたいになれるんでしょうか。
そうなったらまずはほとんど死ぬことがなくなるでしょう。
ここで、死ぬことがなくなった人間の欲望はどのようになっていくのでしょうか。人間は7,80年くらいしか生きられないから必死に勉強をして必死に仕事をして様々なものを手に入れます。でももし300年くらい生きられたらどうなってしまうでしょうか。僕は人間(一般人)の努力が今よりも無くなっていくと思います。その総量は変わらないと思いますが一日における努力の量というものは確実に減っていくと思います。そうなったとき、人間の生体が今と同じだとしたら健康状態はどうなるでしょうか。未来には多くのAIがありきっと人間の健康を管理するAIもあります。
ここで、現代の生活を考えてみましょう。スマートフォンやウェアラブルウォッチなどで運動を促したり、早寝早起きを促したりする機能があると思います。ただ、割と多くの人間がそれを無視しているのではないでしょうか。お年を召したりするとそういった健康状態に気を遣うようになると思いますが、若者だと「若いから自分たちなら大丈夫」と安心して健康を気にしないこともあると思います。(特に学生、特に僕。)
そうなったときに人間はどんどん生命的でない部分をつけ足したり取り換えたりすることになると思います。たとえば、体の中に健康を維持してくれるナノロボット(0.1 - 100 nmサイズの機械装置)を入れたり、なんなら内臓の一部や体の中の一部を機械的に変えてしまうこともあるかもしれません。
こんなことないだろ、と思うかもしれませんがペースメーカーなんかはその一つです。これは心臓に何らかの障害がある方に取り付けられることが多いですが、人間の中に機械を入れられることの証明にもなります。もしかしたら、未来では外見ではなく、中身(体の内側)が機会になっている可能性もありますね。

■インフラの超進化 ~宇宙に住みたい~

超ハイスピードで移動!
現在、日本ーアメリカ間は約12~13時間でフライトすることができます。では、技術力が向上した未来ではどれくらいの時間でフライトできるのでしょう。
https://ampmedia.jp/2018/01/29/boom-technology/
この記事にあるようなマッハ2を超える旅客機も一般人が登場できるようになった、という設定で考えてみると約4~5時間でフライトできるそうです。とんでもなく早いですね。ただ、それには問題点もあります。
https://getnavi.jp/world/985707/
https://logmi.jp/knowledge_culture/culture/322990
地球温暖化の問題や技術力の問題(これは解決される可能性が高い)や安全性の問題や慣れ親しんだ飛行機の方が安心化がある、などという理由から何年経っても現在の飛行機の形が変わることはないかもしれませんね。
新幹線でも同じようなことが起こると思われます。
様々な工夫を凝らしたリニアモーターカーは500km/hを超えるといわれています。
もしかしたら、「移動速度」という概念を破壊するテレポーテーションシステム、すなわち「どこでもドア」なるものが登場する可能性もあります。
この瞬間移動というのは現代では「量子もつれ」という現象を利用するのが最も現実的な方法であるとされています。

量子力学には、さらに不思議で奇異な概念として、これまでに繰り返し実験で確認されている「もつれ」というものがある。別々の場所にあるふたつ以上の粒子が結合しており、片方に対して観測や操作を行うと、離れたもうひとつのほうにも同様の効果が同時に生じるという状況だ。

この二つの粒子が繋がっていると捉えられる「もつれ」という状態と「量子的重ね合わせ」という現象(状態)を利用することで可能なのではないかともいわれています。
粒子の世界では粒子がどの方向に回転していたのか、ということは観測するまでは確定しない。時計回りで回りながら反時計回りで回っているという状態があるらしい。ただ、それを観測したときに初めて回転方向が決まり、我々からは時計回りもしくは反時計回りで回転している状態のみ観測することができます。さらに、この現象が起こっている対になる物体を持ってくることで、一方の状態が決定すればもう一方の状態が決定するということです。そして、この状況にもつれという概念を持ってくることで、

ふたつの位置にあるもつれた粒子がある。一つの方で移動させる物体をスキャンしてもう一方にその情報を送る。もつれた粒子同士はつながっているペアであるから、スキャンした情報を別の場所に送ることができる。

というように考えられているらしいです。とはいえ、このような実験の中でたまたま確認された「もつれ」や「量子的重ね合わせ」を人為的に利用し、それを人間に無害で運用するためには相当の努力や新たな技術が必要となるでしょう。
詳細はコチラ→https://forbesjapan.com/articles/detail/46613/page4

■AIが人間のようになるのか

人間がサイボーグになるというのは理解できると思います。
ではAIが人間になるのはどうでしょうか。こちらも割と理解できると思います。このとき、社会にはどのような問題が発生するのでしょうか

・仕事が減る
まずは仕事が減るでしょう。人間に安月給で任せられていた単純作業なんかはどんどんAIが取って代わると思います。今でもロボットが代用しているところが多いです。そうしたとき、人間はどのような職業に就くのでしょうか。AIを作る人たちもどんどん増えると思います。後は研究職の増加もあり得ると思います。発展したAI技術を使うことでこれまでとは格段に進化したスピードで様々な研究が発展していくと考えられます。AIによって職が奪われてしまった人たちもそのまま研究職についたり、それに関わる仕事に就くことができるシステムが必要になってくると思います。仕事をする人たちがいないと経済が回らなくなってしまうので、もちろん無職となってしまう人たちは増えると思いますが、それに備えていればとんでもない問題にはならないと思います。また、もしかしたら研究者を管理する今みたいな会社があるかもしれません。大金持ちが雇っているような形式だけではなく、ひとりの研究者が複数の組織に居られるようになれば現代で研究者たちが抱える問題も少しは改善されるかも、と思ったりしてます。

終わりに

一日一投稿を目標にしているので長くなる前にここらで終わらせておきます。無知な男の文章を読んでいただきありがとうございました。参考文献として貼ったものも読むことをお勧めします。これをきっかけに少しだけ自分の存在しない未来を考えてみることがあれば嬉しいです。 終わり

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