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「現役高校生」というバフみたいなデバフ


『現役高校生』←これ

デバフですよね?
「現役高校生が〇〇した!」、「現役高校生が選ぶ〇〇」、「現役高校生〇〇」
全部クソじゃないですか?何故能無しで無知というレッテルを引っ提げながら声たからかに叫ぶのでしょうか。ちなみに僕は現役高校生です。
僕は現役高校生が〜〜というタイトルだけで見るのをやめます。大体が自己顕示欲か鬱病の話だからです。鬱の地雷が散りばめられてる現代で直の鬱ストーリーを見てしまうとモロに食らってしまいますので、積極的には見れないです。申し訳ない。
そもそも、高校生が書いた、作った何かというだけで見る気が失せるのは僕だけでしょうか。多分プライドが高すぎるんでしょうね。
後に学生と分かるならいいもんですよ。「これいいな。」から「え!学生が作ってるのか!すげ~」はよくあります。これだと不快感を感じないのですが高校生をステータスとしてアピールしている人間が居るとどうしても「この人も自己顕示欲の奴隷なのか」と思ってしまいます。作品がどれだけ良いものだったとしてもです。

貴重な同僚のオアシス

世の中には高校生とつながることを求めている高校生が居ます。
こういう人たちは大体現実が充実していない人です。先ほど言ったうつ病だったりいじめられていたり。後は単純に趣味が合わなかったりする人たち。このような人たちはTwitterなんかを見れば湯水のごとく湧いております。
そして、そういう人たちは必ず年齢だったり、学生であることをアピールしています。僕のように。
でもなぜ現役高校生というステータスにこだわることが多いのでしょうか。
やっぱり一番わかりやすい指標だからなのでしょうか。けれど、高校生なんて自分と同じくらい愚かなのですから単に趣味の合う人なんかと積極的にかかわればよいのに、と思ってしまいます。
もしかしたら、先輩が嫌なのかもしれません。大人が嫌いということです。
もちろんこういう人たちが全ての大人を嫌っているわけではないと思います。両親だったり、学校の先生だったり。自分をわかってくれない、将来に口を出してくるような人たちを嫌っているのだと思います。けれど、年老いた人間の性として「若者に道を示す」というか、「示してやりたい」という気持ちはあると思います。だからこそ、大体どんな大人と関わっても自分に対してうるさく口出ししてくる。そう言った経緯で自分と同じ年で、同じくらい愚かな現役高校生というステータスにこだわるのではないでしょうか。
そしてネットはそんな現役高校生のオアシスです。「現役高校生」で検索をかければ見切れないほど出てきます。そうして生きづらさを感じている人たちが同じ穴の狢として高校生を探しているのだと思います。

『15歳、学生です。』

かくいう僕も現役高校生です。じゃあなんでこんな記事を書いてるんだよというツッコミはひっこめてもらうとして。
こういうネットで同世代とつながろうとしている人たちを見ると痛々しいと感じるのは変な感覚でしょうか。間違ってないと思うのですが。
僕はどちらかといえば僕よりちょっと年上の人たちとかかわりを持つ方がよいと思います。男性限定かもしれませんけど。
僕は無知で愚かなので道を示してくれる人が必要だと思っています。もちろん大人が全員自分よりすごいとは思っていませんが、基本的には尊敬しています。両親もそうです。
そもそも、自分と同じ趣味、考えであれば正直年齢なんてあんまり関係ないです。50歳とかだとちょっと躊躇しますが。というか、それがネットの良いところだと思っていました。年齢性別関係なく渡り合える。でも今は同じ年の人と仲良しこよしで手を繋ないで一緒に奈落の底に落ちようとしてる人が多すぎます。これ意味ありますかね。苦境を抜け出そうとしてないというか、苦境を抜け出す努力に恐怖心を抱いていますね、これでは何も解決しないばかりかどんどん深く落ちて行ってしまいます、心配です。
こういう人たちもネット上で大人と関わっているとは思います。ただその人もできた人間ではなく、自分と同じように苦しんでいる人たちです。
もちろん、超大前提として孤独よりかはウン百倍もマシです。それで死ぬくらいだったら誰かと手を繋いで引き留めてもらう方がいいです。
でも苦しい奴らばっかでお手て繋いで頑張ろうね~で何か変わったらそこまで苦労してないでしょ、という話。やっぱり自分よりはるかにできた人間、もしくは正反対ともいえるような人間と多少はかかわりあうべきだと思います。そういう人たちの三人称からの意見は貴重です。

誹謗中傷したいわけではないです。

現役高校生をアピールする人間を傷つけたいわけではないです。僕の意見としてそれって同じような状況、もしくは自分より弱い人間を見つけて安心したいだけじゃないの?と言いたいだけです。そして足元ばかり気にしている人間が上に行けるとは思いません。
でもやっぱり、足元見て安心したくなる時はあります。僕にもあります。
そういう時はひとしきり下を見た後、凝り固まった首をほぐすために頂点を見上げてやる気を出してます。夢はでっかく、学生が一番言いやすい言葉なんじゃないでしょうか。バカの夢を一番かなえられる可能性のある年頃ですから。青いのも悪くないのかもしれません。ただ、自己顕示欲晒して黒歴史を作るのはちょっと嫌かもしれません。 終わり





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