病気と殴り合いをする
概要:三叉神経痛
持病持ちです。名前は三叉神経痛。
人の顔には三叉のように三本の神経が通っています。三叉神経痛はそこが謎の原因で痛む、という病気。ただこれ、痛むなんてもんじゃないです。激痛。電撃といった方がいいですね。
厄介なのがこの神経は顔にあるということ。
この6つを行うとき、顔に激痛が走ります。もう人間の生活じゃありません。単純にストレスが溜まります。普通にご飯を食べられない、普通にしゃべれない。これでうつ病になってしまう方もいるそうです。僕はもう苛立ちのレベルに達しているので大丈夫ですが、この病気が擬人化したら徹底的に顔面を攻撃し今までの痛みをわからせてやりたいと考えています。
絶対に許さない。
起:すべての始まり、夏
この病気を発症したのは去年の夏でした。最初は少しだけピリッと痛むような痛みでそれも一日に一回程度でした。ただ、ある時を皮切りに痛む回数も痛みもさらに強くなっていきました。この三叉神経痛は虫歯に勘違いされることも多く一度歯医者にかかりましたが虫歯はなく「原因不明」の痛みとして処理されました。ただ、一か月もすると突然痛みが消え、完全に普通の状態になったことで治った、そう勘違いしてしまいました。
そいつは冬になってから突然襲ってきました。
承:悪夢の冬
冬休みには家族で石川に行くことを計画していました。
サウナに入るためです。
しかしここであの激痛が再来。しかも強くなって帰ってきました。ホラー映画でお決まりのやつですね。現実では要らないです。
せっかくの旅行の思い出は激痛一本。石川は寿司が有名ですが一貫も食べられませんでした。
そして、ここでこの激痛の原因が判明します。
『三叉神経痛』。これが悪夢の正体だったようです。即座に神経内科を探し、即座に予約を決め込みました。
僕は激痛に耐えながらも神経内科に行く日をただ待っていました。
転:救世主、カルバマゼピン
神経内科で僕はカルバマゼピンという薬を貰いました。これを飲むことによって三叉神経痛が収まる、と。来ました。救世主です。主人公です。
僕はこれを一日三錠、朝昼晩で飲むようにし、少しづつ回復に向かっていきました。途中で心が折れそうになったりしながらも毎日飲み続けました。
これにより僕の病気はほぼ完全回復!素晴らしい、大団円です。
薬を飲むことによって血液中の成分に異常が出たりすることもあるそうですが血液検査によってそれも一切以上がないことが確認されました。
結?:再来の秋、三叉神経痛Part3
そして今年の9月。完全にヤツの脅威は終わったかに思われていました。
しかし、ヤツは鳴りを潜めていただけなのです。今年の9月17日。ヤツはまた復活しました。そして今回は前回よりもさらに強く、狂暴です。今も格闘しております。ただ、薬の増量や続く鍼治療、生活習慣の改善によってほんの少しですが初期よりもヤツは弱まってきています。後は最後の一撃を決めきるチャンスを作るだけ。その機会を今か、今かと待ちわびています。
まとめ
僕の三叉神経痛の遍歴はこんな感じです。
三叉神経痛は本来40~50台の女性がなりやすいものなのだそうですがなぜが14歳(現在15歳)の僕がかかってしまいました。
三叉神経痛は「痛みの帝王」とも呼ばれる病気です。
学校でも友達や先生に心配されたり、学校内のプレゼンや発表授業が僕だけ延期になったりしています。なんだか申し訳ないです。
この病気のせいでテストの結果は悪いし、買おうと思った漫画は売り切れてるし、雨なのに傘を忘れるし、遅刻もしました。許せないです。
この病気を患っている方々、安心してください。15歳の若々しい人間もなっております。あなただけではありません。痛みで気が狂いそうになるのは承知の上ですが、格闘を続け、ヤツを倒してやりましょう。 短いけど終わり
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