NFT:SuperNormalがブルーチップになる可能性
SuperNormalもしくはその2ndコレクションがブルーチップになる可能性について書きます。フロア価格が上昇してから書くのではなく、多くの人がまだ関心を持っていない今のうちに記載しておきます。
⚠️注意:これは多くの不確定要素を含むものであり、投資助言ではありませんのでご認識ください。
用語:SuperNormalのNFTのことを略して「ZIPS」と表記することがあります。ZIPcy's Supernormalの略語です。
ミントからこれまでの状況
2022年1月末。ミント当時はNFT市場全体が強気でした。特に「Lives of Asuna」や「Killer GF」等の女性系NFTが盛り上がっていましたね。
SuperNormalも同じような流れに乗り、ミント日に5ETHまで上昇しました。
しかし、女性系NFTブームに陰りが見えるなど複数の要因によって、急速にフロア価格は低下しました。ミントから数日で2ETHを割り、1か月後には0.6ETHまで落ち込みました。現在は0.2ETH程度で推移しています。
セオリーからすれば厳しい状況🙁
これからSuperNormalはどういう展開を見せていくのでしょうか?
前提として「一度、価格が低下して、市場からの関心度が薄れてしまったNFTプロジェクトが勢いを取り戻すことは簡単ではない」ということは念頭におかなければなりません。
毎日多くのNFTプロジェクトが誕生していて、厳しい競争環境にあります。その中で生き残れるのは本当に一部のプロジェクトだけです。
SuperNormalへの期待👏
私がSuperNormalが再び、勢いを取り戻して、ブルーチップとなると考えている理由はなんでしょうか。ブルーチップとなるNFTが持っているべきと思う特徴を3つ記載します。
❶アートとして見た時に、「かっこわるい」、「他のNFTと差がない」といった場合、買う気はおきないですよね。PFPとして利用した時にかっこよく見えるNFTが欲しいと思うのは当然でしょう。
❷アートとしては良いが価格は上がらないケースは少なくありません。一般企業においても商品のクオリティが高くても、営業や宣伝が弱ければ業績はあがりません。総合力が必要です。NFTでは、インカムゲインとしてのエアドロップ、キャピタルゲインのための資金調達、企業提携といったことをしっかり実現出来るプロジェクトに需要が集まります。
❸論理的に表現できない心理的な要素も影響します。創業者の強気な発言、ホルダーへの細かな気配り、応援したくなる誠実さ、謎めいた告知なども魅力の1要素であり、十分に買う動機になります。
この観点でSuperNormalのプラスとマイナスを見ていきましょう。
❶買いたいと思わせる、アートとしての魅力を持っていること
SuperNormalのチームは大きくオペレーションチームとアーティストチームに分かれています。提携などのビジネス活動やコミュニティ運営をするチームと、NFTを制作するためのチームです。
アーティストは、韓国を代表するイラストレーターであるZIPCYさんです。韓国では企業ともコラボレーションするなど有名です。
instagramのフォロワーは65万人
[Zipcy] Illustrator 집시(@zipcy)
描かれた女性たちはとても魅力的です。この作品、いいですよね😍
SuperNormalのGenesisコレクション (ZIPS)はこちら。Sneak-peakとして公開されたベースはこんなにかっこいいです。
ただし、ベースはかっこいいのですが、実際に発売されたZIPSにはバリエーションを増やして8888体にするために、いろいろなアクセサリー(トレイト)がついていました。残念なことに、それが可愛い顔、かっこいい顔を隠すようなものだったため、魅力が減ってしまったケースがありました。
また、男性ZIPSはイケメンは少なく、あまりかっこよくない雰囲気のものがあったことがミント後に投げ売りされてしまった理由の1つであると個人的には考えています🙁
また、ジェネレーティブアートとして8888体を生み出すプロセスは、今までやってきた1枚の絵を描くプロセスとは全く異なるものでした。また、Genesisコレクション作成時はZIPCYさん1人で素材集めなどを行っていて、時間が不足していました。そうした理由で、最後までクオリティを突き詰めきれられない部分があったのだろうなと私は想像します。
しかし、言い換えれば、ジェネレーティブアートを作成するノウハウを身につけて、顧客が欲しいデザインを増やせば、Genesisコレクションを上回る品質のNFTコレクションが作成できるということです。
また、今はZIPCYさんだけですべての準備を担当するのではなく、複数のメンバーで作業をする体制ができ、しっかりとやりたいことが出来る環境が整っています。
❷創業者が資金や顧客を獲得するビジネス能力を持っていること
私がこれまでSuperNormalを見てきて実感したことはやはり、韓国に強固な基盤を持つプロジェクトであるということです。世界中というのではなく、とにかく韓国に強みを持ちます。
アーティストであるZIPCYさんは韓国のイラストレーターです。多くのファンがいて、知名度や実績が十分にあります。下のtwitterにあるように、韓国のイベントで彼女の作品が広場に投影されたほどです。
もう1人の創業者であるアンドリューさんはコインベースのテックリード(技術リーダー)であり、5万人近いTwitterフォロワーを持ちます。情熱があり、今のプロジェクトをしっかりやり遂げるという強い意志を感じます。
韓国で実施されるブロックチェーンウィークでは、アンドリューさんがNFT分野の代表としてスピーチすることからも、SuperNormalが韓国NFTにおいて良いポジションにいることがわかります。
これらの知名度や人脈は韓国の企業とパートナーシップを結ぶために有力な武器となるでしょう。おそらく、近いうちに発表されるであろう大きなパートナーシップは世界的にも有名な、韓国企業とのものであると噂されています。
❸コミュニティをワクワクさせ、信頼を獲得し、強気で応援してくれる仲間を増やしていけるコミュニケーション能力を持っていること
「SuperNormalは何か改善すべきことがありますか?」と聞かれたら、この1点を挙げます。Discordにて、ホルダーからの質問にもっと丁寧に、相手が納得するまで説明した方がコミュニティは安心すると思います・・😢
プラスの面としては、アンドリューさんは、SuperNormalホルダーのツイートをリツイートしてくれたり、コメントをくれます。ちゃんと反応してくれるから、自分達からも情報を発信しようという気持ちが高まります。
アーティストであるZIPCYさんはどうでしょう。彼女はアート作成でいつも忙しいので、Discordでチャットする時間は長くありません。しかし、2022年9月「NFT ART TOKYO」という日本のイベントのために来日した時のやりとりで、その人柄や人間性の素晴らしさを実感できました。
イベントではZIPCYさんが似顔絵を書いてくれるサービスをやっていましたが、4時間ほとんど休憩なしでひたすらすごい集中力で書き続けていました。「これは疲れますよね・・」と聞いても、「全然大丈夫!」と笑顔でポージンングしてくれる様は素敵でした。
ZIPCYさんとふれあった日本メンバは、応援していきたいという気持ちが強まったことでしょう😊
今後の展開
ミント後も継続的に活動しているチームであり、ポテンシャルはありそう、ということはある程度、伝わったかと思います。次に、これまでの取組結果を生かして、これからどう活動していくの? という点で見ていきます。
まず、チームはWebサイトを刷新しました。
SuperNormal | Homepage
ブランドロゴやOpenseaバナーもすべて新しいものに変更しています。これは終わりに向かっているプロジェクトではなく、新しい何かを始めようとするプロジェクトの動きそのものです。
大きなパートナーシップ
2022年7月に以下の映像が投稿されました。
この後、複数の映像が投稿されましたが、いずれも地球が侵略にあったがそれを誰かが救出しに来るという内容になっています。
複数の映像をまとめてみる場合はこちらから
https://www.supernormal.art/nft/story
これらはSuperNormalのこれまでの作風とは大きくかけ離れているものです。しかし、これまでの情報からキーワードを拾って考えることができます。「韓国」、「メタバース」、「正義と悪」、・・・
これらから導き出される答えは1つしかありませんが、皆さまの推測にお任せします。
そのうえで、大事になってくることはその”答え”とSuperNormalが何を展開していくかということです。どこかの企業と提携したとしても、その提携がNFTに価値をもたらさなくては意味がありません。形式だけではなく、内容を伴ったものであるかどうかということです。
これはチームを信じて、正式なアナウンスを待つしかありません。
2ndコレクション
当初のロードマップにあるように、2ndコレクションの発売が計画されています。それはGenesisコレクションを上回る品質になると私は考えています。
このミステリーボックス🎁は2ndコレクションに関係しているといわれています。リリースまでにもう少し時間はかかるでしょうが、その企画は近づいてきています。
BAYCやWOW等の過去実績をふまえると、一般的に2ndコレクションがGenesisコレクションの価格を上回ることはありません。でも、世の中では1回目の反省を生かして、2回目にもっと良い物を作るって普通ですよね?
SuperNormalはGenesisコレクションの価格を2ndコレクションが上回る事例の1つとなるでしょう。そのように考えている理由は以下の通りです。
1.「Waterbomb」コレクションは韓国の音楽イベント向けに、KLAYチェーンで発行されたジェネレーティブNFTです。ZIPCYさんはこの時にいろいろとコツをつかんだそうです。次のジェネレーティブアートに期待しましょう。
余談)WarterBombは水をぶっかけあう音楽祭です。楽しそうですね。
2.Genesisコレクションのここが好き、嫌い、もっとこうしてほしいといった不満や要望はチームは知っています。1ホルダーである私からもいろいろ本音ベースでチームに伝えたので、反映してくれるものと信じています。実際、どう料理するかはチーム次第なので、期待して待ちます。
3.2ndコレクションは準備中のようで正式なアナウンスはこれからですが、Genesisコレクションの中の主要なトレイトを引き継いだ上で、新たなアクセサリーを自分で着せて、NFT化することができるようです。
Genesisコレクションで不満であったアクセサリーを外して、さらに新しいトップスやアクセサリーをつけてかっこよくすることができる仕組みになりそうです。コレクション全体のかっこよさが上がれば買い需要も高まることがされます。
つまり、NFTのトレイトが可変になるということなので、それをどうやって実装するかは気にしているポイントです。
https://gallery.supernormal.art/
からNFTの絞り込みができるのですが、2ndコレクションの動的なトレイトに対応できるように準備してるかなと深読み。
あとは、2つのコレクションができるので、総数増加による希薄化を乗り越え、両立できるかどうかは要考慮ポイントですね。
まとめ
韓国内での実績を生かして、有力企業とパートナーシップを結び、Genesisコレクションを超える2ndコレクションを展開することで、注目が集まっていくと考えています。
そこから、ホルダーに保有価値を提供できるように、パートナー企業とのコラボレーション企画などが生まれていけば、SuperNormalはブルーチップに向かっていくことでしょう。DYOR!
おしまい
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