自分がDJする際のセットリストの組み方について 第2章:オールジャンルに近い場合のセットリスト
はじめに
ジャンプを毎週読んでいるわけではないので、話題のチェンソーマンがわからず、そろそろ読みたくなってきました。
今回も自分なりのセットリストの組み方について記入していきたいと思います。
まだ読んでいらっしゃらない方がおられましたら、前回の記事も読んでみてくださいね。
前回も書きましたが
<注意点>
・これはあくまで私なりのやり方ですので、個人のやり方を否定するものではありません。
・このやり方を真似する必要はなく部分的に参考にできる部分があれば取り入れてみていただけると嬉しいです。
オールジャンルに近いアニクラ
前回コンセプトのあるイベントでのセットリストの組み方についてなのですが、オールジャンルに近いアニクラでもコンセプトはあります。
・選曲傾向がわかりやすいコンセプト
→例:2010年代以降のアニタイ中心のコンセプト
・コンセプトの内容ではどんな選曲になるかわからないアニクラ
→例:若手DJ中心イベントです。
今回は後者のようなコンセプト……つまり、オールジャンルに近くなる要素を含んだアニクラの場合のセットリストについてとなります。
アプローチ①
基本的にやっていることは、他のアニクラと変わらない部分もあります。
・Twiplaの参加表明者のプロフィールやNowplaying
・DJをやっているお客様がいるならそのセットリスト
この前調べをして、お客様が好きそうなものの傾向は知っておきます。
ここに関しては通常通りやっているので、前回の記事を参考にしていただければ幸いです。
オンライン配信形式だと過去の視聴者でその配信を気に入ってくれている方はまた見てくれている可能性が高いのでハッシュタグで遡ってツイート実況からその人の反応見る、とかもしてます。
アプローチ②
次に、コンセプトがはっきりしているタイプのアニクラのアプローチに加えて、さらに追加でやっていることとしては、
・共演者DJの過去のセットリストを見て、選曲傾向を掴む。
初めて出演させていただくアニクラでもたまに前回の出演者のセットリスト等は見たりするのですが、オールジャンルに近いアニクラだと特に注視してやっています。
そのセットリストを見て
・DJ Aさんは二次ドルが好き、なら二次ドルの選曲が増えそう
・DJ Bさんはロックサウンドが好き
・DJ CさんはVTuberのオリジナル楽曲が好き
と色々見たうえで
・他の人と被せていく
・他の人がまだ突いていない部分に触れる。
と大まかだと2つのアプローチに分けて作成していきます。
そこで参考になるのがアプローチ①のお客様のプロフィールや、好きなコンテンツの事前調べの結果です。
アプローチ①の要素を組み込みながら、アプローチ②を仕上げていく、という感じですね。
私の場合、後者の「他の人が突いていないところを突く」傾向を強くしつつ、「他の人と少し要素を被せた上で」やります。
例えば上記にて例示した内容だと
・DJ Aさんは二次ドルが好き、二次ドル選曲が増えそう
・DJ Bさんはロックサウンドが好き
・DJ CさんはVTuberのオリジナル楽曲が好き
この3人のDJが集まった時に、オールジャンルでDJした際に少なくなりそうな曲であれば例えば
アニメタイアップ
→Bさんは流すかもしれないが、ロックバンドが歌うアニタイが多そうなので、デジタルミュージック的なアニタイを流そう。
声優さんのノンタイアップ
→Aさんが二次ドル流すから、声優さんが好きな人も来る可能性はある。それであるなら流しやすいかもしれない。声優アーティストとしてのタイアップも流しやすそう。
と言った感じで選曲を固めていきます。
ところで、オールジャンル「アニクラ」
たまに出る「アニクラ」って宣伝してるのに「アニメ」の曲が流れない問題と特にオールジャンル系のイベントは今すごく難しい時期に入っていると思います。
・アニクラなのに、二次ドルコンテンツやVTuberの曲ばっかりでアニメの曲が言うほど流れなかった……。
等の感想に直面する可能性が無きにしも非ずです……。
難しい問題なので、色々考えた上で乗り越えたい、本当に……。
そんなこともあるので、私は最近オールジャンル系で出るときは基本的に色々考えた上でタイアップ中心で組んでることが多いです。
40分でDJすると、大体25曲くらい流せるので、寄り道しても5曲くらいまでかなぁという感じでやってます。
さらにところで
前回の記事で匿名の方から質問で1点いただいたのですが、
・お客様のプロフィール見たりして選曲するとお客様に媚びを売ってるだけで、好きな曲流せていないでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、お客様のプロフィールやNowplayingの履歴を見て、それを流せばいいやと妥協して媚びを売る……という言い方はあまり好きではありませんが、確実に受けを狙える曲を入れるというのも一つの手段かもしれません。
自分としては、「お客様が好きそうな自分の好きな曲」を流すようにしています。諸々考えて自分の好きな曲を流せないとそれはそれでDJの楽しみが少し薄れちゃいますからね。せっかく布教したい曲があるのに布教できないとなると面白くないですし。
今回はここまでです。
次回は「自分の考える知名度がまだあまりなさそうな曲をセトリに入れることについて」です。