自分がDJする際のセットリストの組み方について 第3章:どちらかと言うとマイナーになるかもしれない曲を入れたい時とSNS(告知)について
はじめに
例の如くアニクラで選曲する時のやつの備忘録です。
これまでの記事を読んでいない方はもしよければ読んでみてください。
と言いたいけど、今回は第1章~2章と違ってめちゃくちゃ精神論的な話です。多分DJ論的なやつにあたってしまうと思います。
なので、前編はそういうお話、後編はちゃんと選曲する時に考えていることを書きます。
今回は少し扱うの躊躇いたい感じの部分なのですが、やはり大切なことなので自分でも気持ちでは忘れたくないと思い、雑記のような感じで書いてます。
これに関しては、本当に人によって考え方が分かれるので、特にこれまでの記事よりもよく読んだ上で色々な意見をすり合わせた上で自分なりの考えを持つのが絶対大事だと思います。
<注意点>
・これはあくまで私なりの考え方ですので、個人のやり方を完全に否定するものではありません。
・この考え方を真似する必要はなく部分的に参考にできる部分があれば取り入れてみていただけると嬉しいです。
真に受けすぎず、様々な意見を取り入れて自分なりの指針を作るのが大切です。(恩師のDJからのアドバイス)
というわけで、今回は「マイナーかな……?」となる感じの曲をセトリに入れる時とその告知の方法とかについて書いていきます。
そもそも論とそこから始まるお話
そもそもなお話として、アニクラでDJとしてイベントに参加したり、主催とかするわけなのですが、その肩書とかの下にあるのは、アニクラでDJする人も基本「オタク」です。お客様も基本「オタク」です。
オタクと言っても様々ですが、オタク同士で会話したりすると「布教」の名目で自分の好きな作品や楽曲、声優etc.....と広めたり、布教されて逆に影響を受けたりということが多々あります。
DJを始めた皆さんの中にも「自分の好きなコンテンツをもっと知ってほしい」、「自分の好きな曲で同志を見つけたい」という信念を持ってDJしている方々も少なくないのではないでしょうか。
その為、「良い曲見つけたかも!」「隠れた名曲だな」と思える曲をセトリに組み込み、積極的に広めたい、と布教的な名目で曲を入れたりする事もあると思います。私もそうです。布教する、布教させられるは大好きです。
では、その曲が正直なところどうしても知名度がおそらく薄いだろうと考えた時……貴方は告知の仕方をどうしますか?
今回はそんなところから始まるお話です。
凄く悪い例と告知の仕方を考える
凄く悪い例を先に書きます。
私が何かのイベントのDJとして下記の告知ツイートをしたとして、皆さんが興味を持っているイベントであった時、イベントではなく「私」というDJにどういうイメージを持つか少しだけ考えてみてください。
<告知>
◯月☓日深夜 会場:某所
にて、アニクラやります!ツイプラ参加表明で500円OFFです。
僕はとりあえず好きな曲を流します。
まあ誰もわからないと思いますがもしよかったら来てください~。
というわけで、告知の文を書きました。
どういうイメージを持たれたでしょうか。
「好きな曲を流します」まではよかったものの「まあ誰もわからないと思いますが」の部分に少し引っかかった人もいたのではないでしょうか。
読んだ人の中には
①なんかイキッてるやつおるな~
②どんだけ深い選曲できるんやろ。
③なんかバカにされてる?
④どうでもいい(もしくはふ~ん)
大体こんな辺りの印象を持ったのではないでしょうか。
極端な例に見えますが、これ実話なんですよね。(詳細は省きます)(僕がしたわけではない)
ひょっとしたら自分の選曲を気に入ってくれる人がいるかもしれないのに最初から喧嘩吹っかけてるorマウントを取りに来てる感じでちょっといい感じには思えないですよね。もしかしたら聞いてくれるはずの人を減らしてるかもしれません。
他にも「フロアを冷やします!」とか「斜に構えた曲流しますw」とか堂々と宣言するパターンとかもありますが、これも正直ちょっと上記実例を見た経験から傍から見たりすると少しヒヤヒヤしてしまうのが正直な気持ち……。
ここで、そもそも論に戻るわけですが余程のことがない限りアニクラにおいて聞きに来てくれる人もオタクです。DJもDJという肩書はあるもののブースから出た時は同じオタクです。
せっかく仲良くなれるかもしれない人に告知の仕方1つでヘイトを溜めてDJとして「興味を持たれなくなる」、もしくは「悪い意味で興味を持たれる(裏で叩く目的での興味を持たれる等)」ことは恐れた方がいいのでは?と私は考えます。
どうしても知名度が低いと思える曲も入れたいし、布教したいし、聞いてほしい、DJがそう思っても、お客様がそのDJに「興味を持ってない」場合、その人のプレイをしっかり聞いてくれるかどうかも薄れてしまいます。
その為、DJとして考えることはそのマイナー曲をどう聞いてもらうか、どう興味を持ってもらえるか、その前にやはりお客様に向けて発信する時にはそれ相応の振る舞い方が必要にはなると思います。
上の言い方だと少し刺々しいですが、やんわりと聞いてもらえるように努力する方法を見つける、と言った方がいいかもしれません。何でもかんでも媚びへつらえ!ってわけではないのでそこはご承知おきくださいませ。
選曲の内容とか知ってほしいから告知に組み込みたい
でも、やはりDJとして自分がどういう選曲をしているか、どんなコンテンツが好きでどういう感じのプレイをするかというのは告知に組み込みたい人もいらっしゃると思います。
いくつかのパターンで分けて自分がやってるパターンを書きます。
方法①:布教したい曲の選曲ジャンルについて書いてしまう。
声優ノンタイが好きでマイナー曲を入れたいなら、声優ノンタイ。コンテンツ系ならそのコンテンツの名前とかを書いてしまいましょう。
難しく考えるよりは多分方法①が凄く楽だと思います。
方法②:ネガティブワードはポジティブワードに言い換える
よく就職活動等で「自分の長所・短所がわからない」という人や、「強みをアピールできない」という感じの人のアドバイスでネガティブワードをポジティブワードに言い換えてみようということをキャリアセンターが教えてくれたりします。
例えばですが、短所→長所の言い方をすると
静かすぎる→聞き上手
お節介→細かなところに気を配れる
逆をすれば長所が短所に早変わりですね。
つまりアニクラの告知にも程よくネガティブワードと捉えられるかもしれないワードを完全ではないものの、程よくポジティブなワードに変えると良いかも知れません。
難しいですが今回の事例「マイナーな曲を流したい」
誰も知らん曲を流します→刺さる人には絶対刺さる選曲します。
フロア冷やします→いい感じで落ち着いたプレイをします
的な感じです。(私は紹介しておきながらパターンでいくと方法①みたいな手法を取るので②には慣れてないのですが……)
少し脚色を加えつつ、先程の告知文をこれらの手法で少し言い換えてみましょう。
<告知>
◯月☓日深夜 会場:某所
にて、アニクラやります!ツイプラ参加表明で500円OFFです。
僕は今ハマッてる好きな曲を中心に流します!
アニメ以外では、声優ノンタイとかも掘るのが好きなので、その辺が刺さる人には絶対刺さる選曲をします!もしよければ来てください!
先程と違って印象はかなり変わってくると思います。
残りを紹介します。
方法③:選曲に触れるのは諦める。
言わぬが花。口は災いの元と言いますのであえてしないのも手段の1つです。(でも告知はしよう!)
方法③はテキトーにやっちゃいました。ごめんなさい。
最後に
そんな難しい事考えるくらいなら結局滑るのもちょっと怖いし、マイナー曲入れるのやめようかな……となるかもしれません。
ですが、マイナーな感じの曲をかける時にごちゃごちゃ考えるくらいなら堂々と流してしまう勇気も、貴方の強みになります。マイナーな曲をかけた結果「これ知らんけど良い曲だな。なんて曲だろう?」と思ってもらえたり、聞いてもらえるようになったらそれこそオタクDJの布教の仕方として最高です。(私は選曲段階でやっぱりやめとこ!となる時があるので……弱い点です)
ただ、せっかくその強みがある(しかもめっちゃ良い曲流している)のにも関わらずたかがSNSへの一発言、されどSNSの一発言でもったいないことをしてしまう人ができるのは見たくないなぁという気持ちを強く持っているのは正直なところです。
そんな思いから今回の記事を書かせていただきました。
勢いで書いたので少しおかしいところを見つけた場合、修正することがあるかもしれません。
お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
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