
2月第3週まとめ/残された雪の壁
parubooksの佐古田です。
ドカ雪もようやく収まり、我が家の前の片側交互通行の県道は、町内の方がショベルローダーを出してくださり、なんとかすれ違いができるようになりました。ショベルローダーというのは、デカいタイヤと雪をかき出すバケットがついた、豪雪地帯ではよく見かける特殊車両です。毎年秋に市役所とコマツさんが開催する講習会↓ に参加すると、免状をいただけ運転できるようになります。ちなみに私はまだ持っていません(持っていると漏れなく除雪に駆り出されます)。
富山市在住のアマチュア写真家、inoue1024さんの写真&エッセイ「inoue1024 06 PhotoNote - 田鶴浜のハクチョウ」は、のと鉄道・和倉温泉駅~田鶴浜駅の車窓から見える風景を、田んぼ側から切り取られた記録です。冬場にこのあたりを列車で通り抜けるとき、田んぼの向こうに干潟や穏やかな七尾湾が見え、のどかな風景に心落ち着いたことを思い出しました。
そして輪島市出身の小説家・上田聡子さんの、輪島を舞台にした小説「福よ、来い」の連載がいよいよ開始です。能登半島地震や奥能登豪雨では、多くの人たちが日常を突然奪われ、この先も生きていくために様々な選択を迫られました。能登を離れ暮らしていた主人公と、震災後も能登で暮らす祖父の、輪島塗を通じた再生の物語です。後編は来週2/20(木)更新予定です。
parubooksのある南砺市クリエイタープラザは、先週のドカ雪の時に、市のロータリー除雪車が積み上げた雪の壁があちこちに残されています。施設に配備されたショベルローダーでも歯が立つようなレベルの壁ではないので、毎年雪解けの季節までそのまま放置しています(ヘッダー画像のような感じになっています。これでも低くなったのです)。ただ、来週も寒波襲来の予報が出ているので、また雪の壁が高くなるなあ、とぼやいております。
我が家のリビングの壁に貼ってある、娘が書いたお願い短冊です。なんで七夕でもないのに書くんだろうと不思議に思っていたら、どうも保育園のクラスで色紙の短冊を作ったようで、園から未記入の短冊をたくさん持って帰ってきていました。何が書いてあるか見てみると・・・
「ゆきがふて(ふって)ほしいです」
娘は雪遊びが大好きで、大雪の時も長靴でズボズボ雪中歩行を楽しんでいます。大人は毎日何度も雪かきする羽目になるので「もう雪は勘弁してくれ」となっていますが、そういえば自分が子供の頃も、雪が積もって見なれた風景が真っ白になるのは楽しかったな、と思い返しました。来週の雪かきにも心して備えたいと思います。
