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メンバーシップ2月第1・2週まとめ/とめどなく降る雪
parubooksの佐古田です。
先週末に記事を書いたあと、週が明けると今季最強の寒波が来襲。私の住む南砺市城端は、現在雪に閉ざされています(JRは運休、高速バスも路線バスも運休、市営バスのみなんとか動いている状況)。先週書いた我が家の前の県道は、あまりの雪に融雪装置の限界を超えてしまい、道の両側に雪が積み重なって片側交互通行になってしまいました・・・。
2月は2/1のみ第1週でしたので、第2週もまとめてご紹介します。
まずは輪島市町野町出身の小説家、藤本透さんの短編「浴槽」です。最初にタイトルを見たとき「これは何のことだろう・・・?」と思っていましたが、学校に置いてある引退したお風呂のことだったとわかり、能登に暮らす人たちの生活の知恵、子供たちへの愛情をじんわりと感じました。
富山市在住のアマチュア写真家、inoue1024さんの写真&エッセイ「inoue1024 05 PhotoNote - 越前大仏」は、昭和の終わりに福井県勝山市に建立された「越前大仏」の撮影記録です。先に大仏ができて、後から宗教法人として認証されるという、なんとも不思議なスポットです。いろいろな変遷を経ている大仏ですが、今はこれ目当ての海外からの観光客も訪れるようになっているとのこと。
滋賀県在住の小説家、峰守ひろかずさんによる伝承ルポ「かが・のと百物語(3)「UFOのまち」の空には何が飛んだのか」は、能登半島の付け根にある石川県羽咋市を一躍有名にした、「UFOによるまちおこし」のルーツを探っておられます。昔は地域を盛り上げる取組をよく「まちおこし」という言葉で表現しましたが、最近は「地域活性化」とか「地方創生」とか、ちょっと難しい言葉に置き換わっていますね。まだ牧歌的だった時代に生まれた「UFOのまち」が、今なお受け継がれていることは驚きです。
parubooksが事務所を置く南砺市クリエイタープラザ「桜クリエ」では、すぐ横にある城端スマートインターが現在(2025/02/07 16時)雪で故障中です。施設への一般向け入口が2箇所あるのですが、どちらも桜クリエの三角屋根から落ちてくる雪で埋まってしまい、数時間おきに除雪しないといけない状況です。
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先日は大雪警報が出てスタッフが退避したあとに一人で仕事をしていると、市の大型ロータリー車が施設の中に入ってきました。桜クリエは敷地がとても広いので、道路除雪の時に一緒に除雪していただいています。いつもは夜中~早朝にかけて除雪されるので、出勤するときは駐車場へスムーズに入ることができます。ただ日中に降雪量が急増した場合は、こうやって臨時の除雪が入ることがあるんです。
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ゴーゴー音をさせながら移動する除雪車を2階から眺めていると、敷地内に見なれないミニバンが2台入り込んできました。除雪の妨げになるので声をかけに行くと、日本に旅行にやって来た外国人のみなさんの一団でした。「こんな雪の中で旅行しなくても・・・」と思いましたが、聞くと「これから白川郷に行きたいが高速道路が通行止で休めるところを探している」とのこと。片言の日本語で説明してくれたので助かりました。当時一般道も事故で通行止になっていたのを知っていたので、桜クリエの向かいにあるホテルのフロントへ行くように案内しましたが、雪国のことを知らない外国の人たちに、無理に移動しないよう他言語案内が出せないものなんだろうか、と思いました(どこで発信するんだとかの問題はありますが)。ちなみに白川郷こと岐阜県白川村は、今週48時間で120センチ超えの大雪が降りました。みなさんちゃんとたどり着けたんだろうか・・・。
職場でも自宅でもひたすら除雪に追われていますので、今週の仕事量は先週比3~4割減です。毎日0度前後までしか気温が上がらないので、鼻ものども痛いです。でも地震で家や道が傷んだ能登のことが心配でなりません。みなさん、どうか無理せず安全にお過ごしください。
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