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キュンキュンした話

どうも、お久しぶりです。先日トースターをもらってワクワクしながら食パンを焼こうと目盛を捻ったら電気が止まっていたことに気づいたまるやま。です。

流石にトースターのワクワクでも電気が止まっていることには敵いませんでした。食パンは仕方ないので、そのまま食べたのですが、焼くつもりで生卵を乗せていたので、人生で初めてジュルジュルの食パンを食べました。美味しくはないけど、人に言うほど不味くはなかったので、ここに書いておきます。

note更新少しお休みしてました。特に理由はないんですけど、強いて言うなら栄養不足です。最近は1日1食が普通でバイトの賄いしか食べてません。そのエネルギーだけで1日を過ごしています。そのエネルギーが今の自分のすべての源なので、noteに何かを書くと、その分エネルギーが減ってしまいます。1日を生きるために必要最低限のことがnoteを書くことでできなくなってしまいます。多分、僕は今日noteを書いたので、その分のエネルギー、つまりシャンプーとかができなくなります。髪を犠牲にかいてますこれ。

でも、そんな大切なエネルギーを使ってなんで書いてるのってなる人もいるかもです。それは最近キュンキュンしたことを聞くことにハマってると言うのを伝えたかったからです。

すごく気持ちが悪いです。ならシャンプーして欲しいです。てか、シャンプーとnoteが同じエネルギーならもっと簡単にノート書けるだろってなるかもですが、僕はシャンプーが嫌いです。シャンプーすると最近のでか悩みの一つである髪の毛がすごい抜けるという事実を確認してしまうからです。最近ストレスか生活習慣で髪がアホみたいに抜けます。イナズマイレブン脅威の侵略者編の初期雷門イレブンくらいぐんぐん抜けてきます。
なので、シャンプーとnoteは自分の中で労力はほぼ一緒くらいです。こう見るとnote結構嫌がってるやんってなるんですけど、そんなことなくて好きだけどしんどいみたいな感覚です。デート前の「明日池袋14時集合でいいー?」ってきた時みたいな感覚です。なんか、嬉しいけど来てしまったーみたいな感覚わかります?あの感じです。

話を戻しますと、キュンキュンしたことを聞くのにハマってます。自分の中にない物語を聞くのが楽しいです。中学時代の甘酸っぱい話とか、大学時代の背伸びした恋とか、社会人になって経験したお互いの距離感が掴みづらいけど、一歩近づきたい話とか。なんか今更エモい話が好きになってきてます。もう一度言いますが、大変気持ちが悪いです。自覚してます。

でも、それいいなーって言いながらその子がどんなストーリーがあるかみたいなのを聞くと、一個仲良くなれた気がしますし、人間性的なのものも見えてきます。その子を知るためにも聞いてみると楽しいです。

ほんで、いろいろな話を聞かせてもらってきましたが、まじで絶対に自分の話に勝てた人がいません。大変失礼なことを言っておりますが、これはまじです。聞かせてくれた人ごめんなさい。たまに、自分の話が強すぎて、聞いたのに忘れてる人もいます。苦笑いで返した人もいます。それに対して苦笑いで返してきた人もいます。その人とはあまり喋らなくなりました。

こんくらい自信あると言うか、なかなかのエピソードなので皆さんにも聞いていただけたら幸いです。前置きが長くなりましたが聞いてください。

僕が中学校の話なんですけど、3年生の時に自分も所属していた仲良い男女のグループ8人でちょうどこの時期くらいに花火をしようってなりました。今までは親がいないと花火なんてできなかったのに、中3になって少し大人になった気がして各自花火を持ち寄って。

僕と何人かは携帯を持っておらず、パソコンでメールのやり取りをしてました。リーダーのやつから「20時にいつも遊んでる公園で!」と言う連絡が来て、なんか悪いことしちゃう感覚で、夜の公園に向かいました。中学3年生なんて自分からしたらめちゃ強です。イキリながらウォークマンから西野カナを流してたのを覚えてます。

10分前くらいについたら誰もおらず、少し待ってました。約束の20時になっても誰もこなかったのですが、僕は携帯がなかったので、連絡するには一度家に帰らないといけないです。どうしようかとなっていると、男女グループの女子の1人がやってきました。

「おつかれー、みんなまだきてないよ」「えー、そうなのまってよっか」と浅い会話しかしてないのを覚えてます。その子とは同じグループに所属しながらも別にそんなに話すわけではない子だったからです。

その子は帰宅部で個人的にダンスをやっている子でした。ショートカットで身長が高めで、お兄ちゃんがいるせいか、少し大人びていて、中学生ながら揚げ豆腐の良さをわかっていました。
「門限何時ー?」ときいたら「別にないよ」と自分は22時までには帰らないといけないのに、なんか恥ずかしい気持ちになりました。

「みんな来ないねー、もう一個の公園かな」「そうかもね、2人だけ間違えてるじゃん」といいながら笑った彼女。実際自分らは公園を間違えてました。僕らがいつも遊んでいた公園は第一と第二があり、自分らは第二、他の子達は第一の方に集まっていました。「移動するか」と言うと「えー、めんどくさい」と答え「2人でやっちゃお」と続けてきました。

僕は彼女のことが別に好きではないし、むしろそのグループの他の子が好きでした。彼女も多分僕のことは好きとかそういうんじゃなかったんだと思います。でも、なんかあの時は絶対に好きな子がいる向こうにいきたかったはずなのに、僕も「そうしよ」と言って、2人で花火をしました。少し背伸びをして大きめの花火セットを買った自分を「イキってるの?」とかいじってくる姿を見て少し驚きました。その時の顔があまりに子供っぽかったので。

その子とは花火をしながらいろんなことを話しました。部活の話とか、クラスの話、あいつがあいつのこと好きだよみたいな中学生大好物の話とか。一個の花火が消えるまでに、お互いの好きな人を当てるゲームとかもしました。質問にはなんでも答えるというルールで、その子の好きな人のイニシャルまでは辿り着きました。僕はもちろん当てられました。一発目で「なおでしょ?」って言われました。

そうやってると、花火があと線香花火2本になりました。正直めちゃくちゃ楽しかったので、すごい寂しくなりした。2人だけでやってることとか、今までのその子にはなかった面を見れて、花火屋さんとか急に現れて、もう1パックくらいできないかなってバカな妄想したりもしました。

「ねえ、線香花火どっちが長いか勝負しよ。まけたら言うこときいてね。」と絶対に負けられない戦いin夏の夜が開催されました。「したら、俺が勝ったら好きなひと教えて」と言うと「うちうまいから」と線香花火にうまいもクソもないやろと思った自分をあしらうかのように、ニヤリと笑いました。

お互い同時に火をつけて、風で揺られないように手で押さえたり、相手にちょっかいかけたり、ちっさい攻防の結果、本当に少しの差で僕が負けました。言い訳とかしたけど、全部流されて「何すればいいの」と聞いたら「考えとく」と言ってきて、「帰ろうか」と続きました。

さっきまであんなに楽しくしていたのに、帰っている時は気まずさがありました。「あの家の犬実は臭いらしい」とか少しでも笑って欲しかったので、変なこと言ってみたのですが、「なにそれ」と言うだけでその子の表情は変わらなかったです。

「おれこっち」「うちはこっち」と最後の交差点につきました。「あいつらになんて言う?」と聞くと、「公園間違えてたでいいでしょ」と言い訳もしない彼女をすこし羨ましく思いました。「じゃあ、また明日ね」と言って彼女は帰っていきました。自分は少し22時をすぎていたので、今度は親に対する言い訳を考えながら帰りました。

次の日、友達には「おまえ、何してたんだよ!2人で!」とかいじられて、女子からは「え!付き合ったの?!」とバカな自分なら口を割るだろうと全矛先を自分に向けてきました。「なんもないよな!?」と助けてもらおうとしたら、「そうだね」とその子から帰ってきて、欲しい答えが返ってきたのに、寂しかったことを覚えています。

それからはその子とはまるであの日がなかったかのように、今までの関係に戻りました。特にその日のことをまた話すわけでもなく、好きな人のイニシャルを当てるわけでもなく、もちろん言うことを聞くわけもなく。そのまま卒業して、会うことも無くなっていき、今では連絡先も知らない感じです。

あの日あの子はなんで、2人でやろうと言ったのかとか、「なんでもいうこと聞く」の「いうこと」はなんだったのか、とか色々不思議に思うことがあります。その子は当時携帯を持っていたのに、なんで向こうのグループに連絡しなかったのかとか。

以上が自分のキュンキュンした話というかエモい話になります。
これだいぶ強いよね。自分で言ってて気持ち悪いのはわかってるけど、にしてもなんか強いか流石に。エモすぎて、たまにエモタレ起こす人もいますので、先に閲覧注意って書いとけばよかったです。

皆さんも仲良くなりたい人とか、話に困った時、キュンキュンした話ある?と聞いてみてください。意外に話が盛り上がったりして楽しいですよ。相手の人間像も見えてきます。
困った時はこの話使ってください。でも、エモすぎて向こうが話しづらくなるのでご利用は計画的に。

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