【VRChat】最初にやっておくべき諸々の設定
はじめに
どうもぱるちゃんです。
VRChatをやってる方の多くが、何らかの記事を見てGPUの設定やsteamVRの設定をしていると思います。
が、基本的に一度したらなかなか変更するものではなく、PCを新調したり初期化したときのように「再度設定しなければいけない」状況のときに「あれこれどうするんだっけ…」となりがちです。
そしてまとめて説明している記事もなく、それぞれに対応した記事を探すのが面倒!
自分もPC新調の時にめんどくさい思いをした記憶が…。
ということでこの記事ではGPU(NVIDIA Control Panel)/電源/SteamVR/OVR/Oculus/(BIOS・AfterBurner)の設定をまとめて記述します。
※これが正解というわけではなく「あくまで私はこうしている」というだけです。
※本情報によって生じたいかなる損害についても私は責任を負いません。
私の環境/遊び方
CPU:Ryzen 7800X3D
DRAM:DDR5 6400MHz 16GB*4
GPU:RTX 4070Ti Super (VRAM 16GB)
モニターは2枚、いずれも60Hz
構成や選定基準などは以下の記事に書いているので、気になる方がいれば是非。
HMDはOculus Quest2(MetaではなくOculus時代のもの)
PCとC to Cの有線接続、QuestLinkでプレイ。
VRChat以外のゲームを滅多にやらないので、設定ほぼ特化。
色々ゲームやる方は適当に飛ばしたり読み替えたりしてください。
GPU設定(NVIDIA Control Panel)
NVIDIAの設定になります。Radeon勢の方ごめんなさい…。
Radeon勢の方は読み替えていただくか、Radeon向けの記事を探していただければと思います。
NVIDIA Control Panelの3D設定の箇所はこんな感じ。
各自のマシンスペックによって変わってくる部分あるかもしれないので、その辺りはここから変えてみてください。
私も詳しくないのですが、FPSに影響しているなと思ったのは、
テクスチャフィルタリング-クオリティ:ハイパフォーマンス
低遅延モード:ウルトラ
電源管理モード:パフォーマンスを優先
その他言及しておくところとして、
垂直同期:オフ
⇒モニターのHzとFPSを合わせる。
私はなったことがないのでわからないが、オンや適応にしていて不具合があった話を聞いたことがあるのでとりあえずオフ。
最大フレームレート:オフ
⇒FPSにキャップをかける。
通常VRモードではFPSが高すぎてしまうような状況にはなりづらく、HMDのHz以上にはならないのでオフでよいと思う。
デスクトップモードは高いFPSが出ることがあるが、ゲーム内のキャップ設定を推奨。
私はモニターが60Hzなので、ゲーム内キャップを60Hzにしている。
モニターの描画力以上にFPSが出ていても体感できることはほとんどないし、余計にぶん回っているのは電気代の無駄遣いでしかないからですね。
PC電源設定
PC電源回り。
主に有線接続の安定性などに影響するものと思われる。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→電源オプションを開く。
続いて「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」→「詳細な電源設定の変更」を開く。
そして「高パフォーマンス」にしてUSB/PCIe/プロセッサの電源管理を以下のように設定。
続いてデバイスマネージャー→ユニバーサルシリアルバスコントローラーから
「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」をオフにする。
GPU設定にも共通して言えることですが、基本はパフォーマンスをなるべく高く保つ設定≒装置寿命への影響や電力の増加は甘受するということご留意ください。
SteamVR設定
何らかの方法でQuestとSteamVRを接続した状態でないと設定できない項目が多いので注意。
設定から一般タブを開き、
・リフレッシュレート:HMD使用時のFPS。
・レンダリング解像度:HMD被ったときの解像度。ここはGPUスペックと相談。
・通知:お好み、私はオフ(通知が必要だったことがない)
・SteamVRを常に手前に表示:お好み、私はオン
・コンピューターのロック時にVRを一時停止する:お好み、私はオフ
・SteamVRホーム:オフ(必要でなければオフ推奨)
⇒スペック次第だが、体感できる程度に変わる印象。
動画タブの設定は説明省略。
重たく感じる人はいくつかの設定をいじると軽くなるかもしれない。
(未検証)
OVR設定
これも必須ではないのだけど、殆どの人が使っていてほぼ必須級。
あのクイックイッって宙に浮けるやつです。
まず前提として、OVRをSteamから入手してください。
VRかぶった状態でないと設定できないので注意。
OVRをSteamVRから起動して、メニューにたどり着きます。
MotionからSpace DragのLeft/Rightの両方にチェックを入れます。
続いてBindingから割り当てるボタンを選んでいきます。
これも個人の好みがあると思うのでそれに合わせて設定してください。
参考までに私の設定を紹介します。
最後に一番下のSettingからAutostartにチェック。
SteamVR設定からスタートアップオーバーレイアプリとしてオンになっていることを確認してください。
後は再起動したら使えるようになると思います。
Oculus設定
Quest3だとどうなのかはわからない。とりあえずQuest2前提で書きます。
C:\Program Files\Oculus\Support\oculus-diagnostics\OculusDebugTool.exeを探して起動します。
(人によっては違うところに入っているかも)
重要なところだけ説明します。
・Pixel Per Display~:スーパーサンプリングのようなもの。
⇒初期値0は倍率1倍。1.2とすれば1.2倍…の解像度になりますが、よほど解像度を高くしたい場合を除いてデフォルトでいい気がします。
・Distortion Curvature:Low
⇒視野の曲率の話。Lowは正面重視、Highは周囲重視になる。
基本的に見るのは正面なのでLowというわけです。
(逆だったらごめんなさい)
・Video Codec:H.264
⇒同じビットレート下ではH.265のほうがきれいに見えるが、負荷が高い。
遅延等を考えH.264でいい気がする。
・Slice Encording:Off(割と大事かも)
⇒よくわからないが、オンにすると画面の下のほうがおかしなことになることがある。
恩恵を感じたこともないしオフ推奨。
・Encode Resolution Width:3664
⇒エンコード解像度幅。ここはGPUスペックと相談。
GPUが貧弱ならば下げてみるのがよさそうだが、スペックに困っていないなら3664でいいと思われる。
大事なところは説明しましたが、もっと詳しく知りたい方は以下のブログが参考になると思います。
BIOS・AfterBurner設定
主にCPU/GPUやファン等の設定について。
こちらは必須ではないが、やっていなければ少しだけ状況改善できるかも。
とはいえこの辺りは各自の環境次第で全然違うので一意に書きようがないです。すみません。
私の構成での設定は以下の記事に書いています。
ここは各自自分の構成に合わせて調べて設定してみてください。
おわりに
いかがでしょうか。
冒頭にも書いた通り、これが正解というわけではないですが、設定の役に立てば幸いです。
これとは別に、個人的に使っているソフトについても今後別記事で書きたいと思います。
それでは。