実家の回線遅い問題を調査した話
はじめに
どうもぱるちゃんです。
GWなので絶賛実家に帰省中です。
前回帰省した時に「あれ…?なんか前より気持ち回線遅い気が…」となりました。
今回の帰省で予定が空いてしまった日があったので、そこで原因を調査し解決できましたので忘備録として残します。
ことの経緯
長期休暇などで実家に帰省するたび、私はノートPCをもって帰ります。
そういうわけで実家の自部屋でノートPCを広げ作業したりするのですが、以前に比べて速度が出ていない(使えないレベルではない)気が…。
実家のWi-Fiの位置と部屋の位置関係が家全体で見たときに対角線上にあるから、たまたま微妙だったのかも?と思っていました。
(強度若干低いのもあり)
しかしよくよく考えてみると、以前調子が良かった時に今のような速度は一度も見たことがないし、直近で以前のような速度を見たことがないので何か原因があるはず!
ということで調査を開始することとしました。
中継器を導入してみる(効果得られず)
もしかしたら親が回線契約や回線機器を改悪したのかもしれないし、切り分け作業するのめんどいし、強度が若干低いというところに注目し、中継器導入して雑に解決だ!という考えで↓の商品を買ってみました。
選んだ理由は、
①刺すだけでよさそう
②有線を刺せる(から何かに生かせるかも?)
③そもそもそんなに家広くないので、強力なものは不要そう
そういうわけであれこれ設定して回線速度を調査してみました。
以後回線速度の調査には5GHzのWi-Fiを使用し、こちらのサイト利用しております。
それではBefore/Afterです。
Before
After
まぁほんのり改善自体はしているのですが、それでも以前のような速度(下り100Mbps以上)は出ておらず…。
ということで距離や強度の問題は少なそうです。
根本のほうを調査するか必要がありそうです…。
根本の調査をする(改善)
切り分け作業をするのに有線があったほうがやりやすい、ということで以前から使用しているTypeC-LAN変換ケーブルと、LANケーブルを使って調査しました。
(使っているノートPCにLANポートがないので)
モデム周辺の調査
まずは大元のモデム(壁の光から直でつながっているやつです)のLANポートに直接LANケーブルを刺して速度計測。
(参考URL貼っておきます)
ほぼ根本かつ有線接続なのでここは速度が出るはずです。
ここが遅いと当然それより後ろでいくら頑張っても速度が出るはずはないです。
測定の結果、十分速度が出ていることがわかりました。
ということでモデムや回線契約に関しては(大きな)問題ないとしてよさそうです。
Wi-Fi親機付近の調査
次に先ほどのモデムから有線LANケーブルを介して繋がっているWi-Fi親機付近の調査です。
Wi-Fi親機の有線LANポートから有線接続して速度測定してみます。
測定結果はこちら。
うん…?
2Fの部屋で測定したときよりはかすかにましですが、モデムと有線でつながっていることを考えるとロスが多すぎます。
かなり前に購入したWi-Fi親機とはいえこういう性能低下はなさそうです。
念のため型番から理論値調べてみます。
5GHzの規格値は1Gbps超えているので、規格値通りの性能は(モデムの段階でそこまで速度ないので)でないにしろ、ここまで低下しないはず…。
ということはモデムとWi-Fi親機をつないでいるLANケーブルがとても怪しい。
調査用に使用しているLANケーブルでモデムとWi-Fi親機をつなぎ、ノートPCの無線での速度を調べてみます。
ということでLANケーブルが問題の可能性が非常に高いことがわかりました。
原因がわかってきたところで調査用に使用しているLANケーブルは3mと長く邪魔なので、短いCat6のケーブルを購入、それで接続しなおしました。
購入したケーブルは↓で、再度速度測定。
やはりLANケーブル由来の問題で、ケーブルを交換することで十分な速度が得られていることがわかりました。
改善後、自室での測定
これにて問題解決、自室での具合を調べてみます。
1Fでの測定結果と比較してもほぼロスなく届いていますね、大丈夫そう。
ちなみに改善後、中継器を介すると…
むしろ速度が低下している…。
となると不要なわけですが、せっかく買ったので用途を考えます…。
(追記)用途発見
購入した中継器はよく読むとアクセスポイント化(雑に言えばWi-Fi親機化)することができるようです。
ということでモデムに別途中継器を接続、アクセスポイント化してみました。
↓が参考記事です。
これにより家族とかち合わないWi-Fi親機ができました。
LANケーブルが余っていなかったので、今回問題となったケーブルで接続しており少し速度劣りますが、それでも初期段階よりははるかにまし、電波強度も十分です。
Ping/Jitterが十分低いので個人的にはこれでも十分です。
古い/新しいケーブルでの比較データも載せました。
新品のケーブルに交換したのですが、殆ど数値変わりませんでした。
上述の通り、このケーブル自体はほかの個所だと明確に違いが見て取れるので中継器側の問題と思われます。
(理論上はもう少し速くてもよさそうですが…)
ゲームでのパフォーマンスを確認してみる。
まぁゲームでの応答性は下り/上りの数値よりもPing/Jitterのほうが重要なわけですが、そのあたりもちょっとだけ改善しています。
とはいえWi-Fi環境なのに変わりはないので、Pingはだいぶ上下しますが。
最後に
今回は実家の回線環境を見直してみました。
大元が良好な速度であれば、Wi-Fi環境の見直しによって改善する可能性大いにありです。
また、我が家では関係なかったものの、位置関係の問題で低下しているケースでは中継器も改善に役立つと思います。
よき回線ライフを。
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