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Quest2のコントローラーを自前で修理した話
はじめに
どうもぱるちゃんです。
今回はQuest2ユーザー…というかVRChat ユーザーあるある的なテーマ、「Quest2左コントローラーのドリフト問題とその対処」のお話。
1年位前からQuest2左コントローラーのドリフト問題が生じていました。
隙間から接点復活剤を流し込み対処…していたのですが、対処→一時的に回復→時間が経つと再発…を繰り返していました。
そしてついに接点復活剤でも対処できない状況になり、これは修理に出すか買い替えか…と考えました。
そんな時に天の声「Amazonに修理キット売ってるから自前で直せるかもよ~」
元々DIYなど好きな私はそのプランで修理することとしました。
そしてなんかうまくいったっぽいので、忘備録を兼ねて記事にしました。
買ったもの
この修理に際して買ったものはこれだけ。
〇ElecGear 2個のジョイスティック交換用Oculus Quest 2
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右手がおかしくなるのはなかなか話聞かないので、左手用と考えると2000円弱で左手コントローラーを2回修理できます。安い。
修理開始
※所々若干難しいので、この手の作業が苦手な方は素直に修理出すのがよいと思います。
※この記事を参考にして何か問題が生じても当方一切責任負いません。
まずは修理キットの中身確認から。部品×2とドライバーなどが入っています。
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基本的には付属の説明書に沿って作業していけば問題ないです。
まずは単三電池と内側に貼ってある注意事項書いてあるシールを取っ払います。
その後露わになったネジを外します。
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次に黒いプレート部を外します。
ここは接着されているのでドライヤーで温めながら無理やり治具をねじ込んで外します。
思ったよりパワープレイになります。
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黒いプレートの下にある複数のネジを外します。
私は戻すときにどのネジがどこ用なのかわからなくなったので、是非わかるようにしておくことを推奨します。
まぁただ構造や穴の大きさから考えればなんとかなると思います。
その後リングの外側を外します。
なんかR2-D2みたいじゃないですか?スターウォーズ見たことないですが。
正直いつもこのリング邪魔だな~と思っているので、ついでに取っ払えないかなと一瞬考えましたが、無理みたいです。
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その後はコントローラーをバラバラにします。
個人的難所①。
バッテリーと基盤が小さなフラットケーブルで繋がっているので、パワープレイすると危険です。
グリップ部からぴょろっと出ているやつがそれです。
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基盤とフラットケーブルで繋がっている銀色の箇所がリプレイスする部分です。
説明書の指示に従ってネジを外し、フラットケーブルを抜いたのち、該当部品を抜き出しましょう。
これがまた外しにくく、個人的難所②です。
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その後は交換部品を取り付けて逆の手順で戻します。
行きが難しいということは、帰りもその個所は難しいということです。
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バッテリーフラットケーブルを当然基盤にさしてから組み込むのですが、ここは行よりも帰りのほうが難易度高いです。個人的難所③。
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ネジやらなんやらつけて元通りにして完成!
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修理後の使用感
動作確認がてら、VRChat にIN。
ドリフト問題は完全に解決されてとってもハッピー。
しかし一つ問題。
ジョイスティックに"触れるだけ"の操作が機能しない。
代わりにジョイスティックを"押し込む"ことで同様の操作ができました。
部品の問題な気がしますが、また分解するのも面倒だし、使用にはほとんど問題がないのでしばらくこのまま行こうと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
安価に修理しつつ、久々にDIY的なことができてとても楽しかったです。
既に書いたように、この手の作業が苦手な人にはおすすめできませんが、興味ある方は試してみてもよいのでは?
接点復活剤による対処も気軽でよいですが、根本解決とはならないので…。
それではまた。