大きな機能は要らない、流通しやすい言葉もいらない

 働きだして3日が過ぎた職場で、わたしと社長が話すのは専らカメラの話ばっかりなのだけど、
業務内容というより、純粋にカメラがすきなおたく同士の会話みたいなもので。
仕事をしているのかわからなくなるときがある、もちろん良い意味で。

壊れかけたものとか動かなくなったものでも、
人の手でつくられたものは人の手で直すことができるんだなあという喜びを沢山もらっているし、でもこれも当たり前なことじゃないんだなあとグッとくるときもあったりで。

昔のフィルムカメラは、起動音やシャッター音、フラッシュのチャージ音などわりと大きな音で発されるものが多い。
時代が進むにつれて、なるべく音が抑えられるような構造になっているし、デジタルが主流になった今はデジカメには静音モードなるものがある。
でも、そりゃそうか、携帯にも静音カメラのアプリがあるんだもんね。といま気付いた。
今日も整備をしていて、直ったフィルムカメラから発された大音量の起動音が面白くて嬉しかった。

これ、こんなに大きい音が出るのに、どこで使うんですかね??この音、(笑) 
でも、すごく頑張ってる音ですよね、これは。

いやー、そうだね。がんばってる音だね(笑)

手がかかるヤツですね(笑)

うん、手がかかるね(笑)


気まぐれなところも、手をかけないといけないところも、
めんどくさいと思わずに愛をもって使ってくれる人のところにたくさん届けばいいなと思った。


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真夏の夜に鍋パーティー
写真を撮ってます。