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【リスクと報酬の神経回路を光で操作する新展開】脳の報酬系のメカニズムを解明したぞ
概要
2024年1月4日、京都大学と奈良先端科学技術大学院などの研究者グループが、霊長類の脳神経回路機構を光で操作することに成功し、報酬とリスクのバランスを制御する新たなメカニズムを解明しました。この研究は、精神神経疾患の理解と治療法の開発に期待されています。
背景
動物は生存のために戦略的な行動を選択する必要があります。この研究では、報酬とリスクのバランスをどのようにして選択するか、つまり「ハイリスク・ハイリターン(HH)」と「ローリスク・ローリターン(LL)」の意思決定メカニズムを解明しました。これにより、精神神経疾患における神経回路の機能を理解し、治療法の開発に寄与する可能性が浮上しました。
研究手法と成果
サルに対して単純な二者択一課題を課し、脳の特定の領域を光遺伝学的手法で刺激することで、報酬とリスクの意思決定に影響を与えることに成功しました。光遺伝学的手法により脳回路の活性化を調整することで、サルのリスク嗜好性を変化させ、その効果が蓄積することを明らかにしました。これにより、精神神経疾患における意思決定の障害に対する新たなアプローチが示唆されました。
波及効果と今後の展望
複数の脳領域間の神経回路ネットワークの制御が解明され、精神神経疾患の脳の神経回路ごとの説明や治療法の開発に期待が寄せられます。また、この研究の進展は神経科学だけでなく、情報学、工学、経済学などとの連携により、新たな技術開発に寄与する可能性があります。
倫理的課題と研究プロジェクト
精神神経疾患の治療法の開発においては、倫理的な課題も浮上しています。時間と労力をかけた研究により、新たな知見が得られたものの、その過程での倫理的な議論も必要です。
用語解説
光遺伝学的手法: 光によって特定の細胞を活性化する技術。
神経計算論的デコーディング解析: 脳機能の計算論的理解に基づき、脳神経信号から心の状態を解読する技術。
ChatGPTより作成
ギャンブル依存症になってしまって、家を追われた話を近しい関係で知っているのだけれど、依存症になって家族が止めようとして、ただ締め付けるような振る舞いだけではやっぱりうまくいかないらしい。病院にいたときに依存症についての詩織を見つけたんだけども、依存症は周囲の理解が必要だし、突き放すように本人だけの自助力だけを期待するのは困難なことであるそうな。
初めてパチンコに触ったとき、いくらか負けてしまったのだけれど、振り返ってみると負けて良かったと思っている。大勝ちしてしまったら、この成功体験を思い出そうとして、いまごろはパチンコや競馬になけなしの金をつぎ込んでいた。
大当たりするというのは、脳にとっては気持ちいいことで、生きていくためにはこのような報酬を得ることを悦びとしておかないと繁栄するための本能が育たなかっただろう。
人間は慎ましくいきていければ、それで十分なのだ。
そういう言葉は大負けしたときにとても響く。響くだけで、なにも学ばないのが人間だ。
大概懲りたと思ったら、日を改めると数字が三つ並ぶことをイメージしている。そういうどうしようもない衝動は、実際に脳がそうさせているし、理性的な意志の力はこれを拒絶するほどに強くない。大抵の人間はそれほど意志の力は強い個体はそれほどいなくて、意志を貫くためには動機というパワーが必要だと思っている。
サルで脳の報酬系をいじることに成功したが、いずれは人にも通じることができるだろう。ギャンブル依存症の治療外来として、薬を処方されるかもしれない。そのかわり、生きる気力を減衰させてしまうんじゃないかなと副作用を懸念してしまう。まだ存在しないものを懸念するのもなんだけど。
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