一瞬で変わってしまったNさん
GTOです。
老人ホームで働くと「周りの人が介助必要になる。その動きが加速する」と気付きました。
パートナーとも話していましたが
「考えたことが現実化するのだから、普段仕事して、それを考えてしまう機会が増えたのだから、そりゃそうだよな!」と。
本当に思う。
「自分の考えていることと、目の前とは、関係性で出来ている!」
言い方難しいけど、本当にそう思う。
あるNさんというおばあちゃん。
目が見えないNさん。その食事は、毎日お手伝い(食事介助)です。
スプーンにてNさんのお口に食事を運ぶ。「お口開けてください」と声をかける。
するとNさんは大きくお口を開けてくれる。
でも、Nさんの食事介助はなかなか進まない。
何故か?
理由は簡単です。なかなか飲み込んでくださらないのだ!
「次は◯◯(食事内容)です。いかがですか?Nさん、お口開けてください」
次のひとくちをスプーンに盛り、声をかける。お口が開く。
さっき入れた食べ物がそのまま口に残っている。
「Nさん、さっきのお食事、まだお口の中で残ってますよ。飲み込んでくださいね」
うなづくNさん。
しかし、次のターン(同じやりとりを繰り返していることを意味してます)でも、まだ、飲み込んでいない。
飲み込んでもらうまで、この会話をしつこく言い続けるしか無い。
本当に大変だ。
食事が進まず時間だけが過ぎてしまう。
昔からこういう傾向があったが、今と比べたら、昔はもっとマシだった。今よりは、まだマシなリズムて飲み込んでおられた。
「美味しいですか?」とお聞きすると
クビを傾げたり
「この味は好きですか?」とお聞きすると
クビを傾げたり
「もうお腹いっぱいですか?」とお聞きすると、コクッとうなづくNさん。
最低でも、これくらいは摂ってもらいたいという水分量はあるので、こちらも引く訳にはいかないのです
「ほんと困るわ。もっと、はよ飲み込んでくれよ〜」
Nさんだけにかかりきりになれるなら、のんびり待つのみですから、問題無いです。でも他にも介助する人は何人も居るし、そういう訳にはいかない。
だんだんとイライラするし、、
Nさんも無理に飲むのはしんどそうだし、こちらも引けずにしんどい。。
Nさん「ハァ〜」
GTO「ハァ〜」
2人ともため息。
でも、さすがに、どこかで食事を諦めて終わります。
「Nさん、もう終わりにしましょうか?」
ハイとうなづくNさん。
先日も、何ターンも繰り返して、さほど食事は進まず。いつもの通りに食事を終わりました。
この日、めちゃくちゃ驚いたことがありました!
食事後10分ほど経ったころ、Nさんに、お腹ご様子どうですか?と話しかけました。
なんと
「お腹空いてる」
というのです!
直前まで、GTOがあんなに努力して、お食事食べてくださいねと何回も声もかけていたにも全く食事が進まなかった!にも関わらず!
ずっこけました。衝撃で何も考えられなくなるほどでした。
次に、Nさんに食事介助する機会があり、なんと、、、
お口に運んだお食事は、すぐにモグモグ(咀嚼)され、速やかにゴックン(飲み込む)してるではありませんか!
「!?」
「もう少し食べますか?」と聞くと、コクッとうなづくNさん。
「お味はいかがですか?」と聞くと
「美味しい」「この味は好き」と。
リズム良く食事が進み完食。おやつも完食。
過去一度も見たことがない
あり得ない食事風景でした。
その後も、モグモグゴックンというリズムでNさんは食事されます。お腹いっぱいの時は「もういっぱいです」と。その後、少し時間経ってもお腹いっぱいな様子ですし、Nさんの食事介助がとてもスッキリしたという感じ。
今までに見たことのないNさんとの食事風景です。
GTOはNさんには「食事をもっと早く食べてもらいたい」とかチカラ入っていたし、「でも、なかなか食べない。この人はお腹の容量が本当に小さくなっているに違いない」とか色々思い込んでいました。
自分のそういうものが、Nさんとの関係性として現実化していたとしたらどうでしょう?
自分のそういうものが破壊💥されたら、一瞬で変わってしまいました。
関係性が消えてしまったら、見たことないものが現れる
新次元思考テクノロジー、仕組み通りです。
こんなのは入り口の入り口。
ヤバいですよね〜😆
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